「全員が一緒に働きたいと思う人」想像を上回る、ファッション感度の高い人材の採用に成功

「クラークス オリジナルズ」のアイコン商品であるワラビーやデザートブーツでお馴染みのイギリスのシューメーカー、クラークスジャパン株式会社。「Clarks (クラークス)」や、サブブランドの「Clarks Originals (クラークス オリジナルズ)」を展開しており、2022年にはリテール事業もスタートしました。

大手求人サイトや人材紹介会社で採用活動を実施するも、応募者と求める人材との乖離に悩んでいたところ、READY TO FASHIONを利用し、約半年間で販売員・店長候補のポジションで計6名の採用に成功。

今回は、同社のHRシニアマネージャー・A様、リテール&アウトレットマネージャー・B様、フルプライスリテールコーディネーター・C様のお三方にインタビュー。採用活動の方針やREADY TO FASHIONの活用方法、この先の展望についてお話を伺いました。

課題
靴業界への一般的イメージによる応募者とのギャップから、欲しい人材の獲得に苦戦
現状
靴も含めたトータルコーディネート提案ができる、ファッション感度の高い優秀な人材採用に成功
未来
店舗運営だけでなくブランドの成長にもオーナーシップと熱意をもって取り組み、共に成長できる人材の採用に引き続き注力

業界イメージに左右される採用への課題

──簡単な事業内容をお聞かせください。

A様:1825年にスタートした、来年200周年を迎えるイギリスのシューメーカーです。日本法人は1983年に設立され、2022年にはリテール事業もスタート。昨年、40周年を迎えました。現在では今年11月にオープンするクラークス渋谷店を含め、直営店は6店舗にまで成長し、従業員数は約60名に達しました。

B様:「クラークス オリジナルズ」というサブブランドでは、昔ながらの製法やマテリアルが受け継がれており、50年以上前から変わらないデザートブーツやワラビーといった看板商品を販売しています。

原宿とクラークスの結びつきは強く、「クラークス オリジナルズ」が誕生した背景は、80年代後半の全国的なアメカジブームにまで遡ります。その中でも、裏原のカリスマによるクラークスを取り入れたスタイリングは、アメカジの象徴として強い影響力をもって発信され、90年代後半に「クラークス オリジナルズ」がサブブランドとして確立されました。当時は、裏原やニューヨークの若者の間で同時多発的に「ワラビー」のブームが巻き起こりました。

──会社と日本の密接な関わりを感じますね。これまでの採用手法を教えてください。

A様:大手求人サイトや人材紹介会社を利用して採用活動を行っていましたが、ご応募いただいた候補者と求める人材との間に乖離があり、苦戦していました。当社には靴業界において「カジュアル」というカテゴリーを確立させた歴史があります。そのため、靴単体ではなく、トータルコーディネートの視点から靴の販売や提案ができるファッション感度の高い人材を求めていました。ところが、応募者数も少ない上に、そうしたギャップもあったのでなかなか厳しい採用環境でしたね。

B様:人材紹介会社の担当者様からは、店長やマネジメント職の候補者についてはご紹介をいただいていましたが、スタッフ職については一部の会社様を除き、ご紹介いただける機会は決して多くありませんでした…。結局、自走していくしかないのかなと思っていました。

趣味嗜好の分かる理想的な応募者

──READY TO FASHIONを知ったきっかけを教えてください。

A様:検索エンジンで知りました。自ら求職者になったつもりで、いろいろなPCで「ファッション・アパレル 採用」というワードで検索した結果、READY TO FASHIONが必ず上位に表示されていたので、利用させていただきました。サイトもかっこよく、「ファッションを楽しむ人の生活を豊かにする」という御社の方向性にも共感を持てました。

──そうなんですね。利用してみて応募者の変化はありましたか?

A様:はい。READY TO FASHIONからの応募者は、当社が求める人材層とのマッチ度が高いと感じています。

私たちはトータルコーディネートの視点で靴の販売や提案ができる、ファッション感度の高い人材を求めています。御社からの応募者は、ありがたいことに当社が目指すブランドとしての方向性への理解があり、それに共感して一緒に成長したい、という思いのある方が面接に来てくださいます。

──応募者のスキル面に関しての印象はいかがですか?

A様:幅広くいらっしゃるイメージですね。販売員としてこれからキャリアを積みたい方や、店長としての豊富な経験を持つ方、靴業界で長く活躍されている方、セレクトショップで働かれていた方など、さまざまな方が全国各地にいらっしゃいます。今までスタッフ職から店長職まで幅広い人材を獲得できていますが、共通点はみんな「ファッションが好き」というところです。

B様:個人的には、応募者のプロフィール画面からインスタグラムのアカウントを見られるので、応募者の人物像を具体的につかむことができて助かっています。インスタグラムを見ると、その人の趣味や嗜好がなんとなく分かるので、私たちとしてはイメージがつきやすいですし、面接時のアイスブレイクにも使えるのでありがたいです。

──応募者のイメージがつかめると良いですよね。実際に応募者とメッセージのやり取りを行う機能をお使いいただいていかがでしたか?

B様:既読機能があるのがいいですよね。他のサイトでは、メッセージを送っても確認されているか分からないことがあるので心配です。

A様:READY TO FASHIONの営業担当の方が自動返信メッセージやスカウトの雛形を用意してくださったおかげで、運用もしやすいと思いました。

ただ、面接をしてお見送りになった応募者に、誤ってもう一度スカウトを送ってしまったことがありました。その時は焦ってしまい、すぐに営業担当の方に連絡して取り消してもらいました。

──そんなことがあったんですね。実は、エントリー済みの方をスカウトで省く機能をリリースしました! ストレスなくスカウト機能を使っていただけると思うので、ぜひお試しください。

──READY TO FASHIONの営業担当とのコミュニケーションはいかがでしょうか?

A様:実はサービスに登録して最初の3か月くらいは、使い方が分からずあまり動かせていなかったんですよね。でも、営業担当の方からご連絡をいただいたのを機に運用を開始しました。

応募率が上がるように、求人票の見せ方やシステムの仕組みについて親身に教えてくださり、私の方で時間が取れなかったときには求人票の修正まで行ってくださいました。

対応もスムーズですし、何よりもパートナーとして一緒に採用活動に取り組んでくれている姿勢を感じます。

──モチベーションになります! 逆にもう少しこうしてほしいなと思う点はありますか?

A様:特にないですね(笑)。レスポンスもすごく早いですし!

──ありがとうございます。

想いを込めた面接を経て、入社する社員に感心

──御社ならではの面接の特徴はあるのでしょうか?

A様:弊社の採用に関わる人数が多く、面接時には応募者1人に対して面接官が4〜5人いるような構図なんです。その代わり、ステップの回数はなるべく2回までに抑えています。

HRの観点では、面接官が多いことで意見が割れ、決まりづらいと思われがちですが、実は多くのメリットがあります。一緒に働くであろう人々と交流することで、応募者は言葉以上のものを感じ取れると思いますし、お互いのミスマッチも防げると考えています。

──目線を合わせた面接ですね。何か面接時に工夫されていることはあるのでしょうか?

A様:話しやすい雰囲気作りを心掛けていますね。ただ、応募者には複数の面接官との質疑応答を楽しめるメンタリティが必要になることもあります。

──READY TO FASHIONの応募者はどうでしたか?

A様:「伝えたい」と強く思う気持ちが緊張感を和らげるのか、面接の後半ではリラックスした状態でご自身を表現できている応募者がほとんどです。自分の行動や選択に信念を持ち、他者を尊重できるマインドセットのある方は、面接官全員が一緒に働きたいと感じることが多いですね。

──そうでしたか。より入社した時をイメージできるような面接になっているのですね。実際にREADY TO FASHIONで採用し、御社で働かれている方のご活躍をお伺いできますでしょうか?

C様:やはり、弊社が求めている人材に入社していただいていると感じます。温度感が一緒なんですよね。
彼らは自分の意思を持って入社しており、現場ではスピーディーに行動し、販売以外のことでも活躍している印象です。とても感心しますし、刺激をもらっています。

──販売以外では、具体的にどのような活動をされているのでしょうか?

C様:面接時に「こんなインスタに興味があります」と話していた方が、入社後、実際にSNSを使ってインフルエンサーに協力を仰いでくれたんですよ。

他にも自社のオンラインサイトにスタッフスタイリングのコーディネートを掲載しているのですが、定期的に撮影をして、クオリティの高いコーディネート画像をアップしてくれています。自分たちの強みをどんどん活かそうと、自発的に動いてくださる方が多いです。

A様:実際にご活躍されているのは、店長と一緒に店舗運営に携わろうとするマインドを持ち、新しいアイデアも積極的に出せている方々です。オーナーシップやリーダーシップ力は大切な採用基準の一つとしていますが、そういったマインドを持った方たちがREADY TO FASHIONには多いように感じています。

──求めているスキルや活動以上のことを行ってくれる、そんな印象でしょうか?

A様:そうですね。

B様:店舗運営やブランドの成長にオーナーシップと熱意をもって取り組める、成長意欲の高い方が多いですね。

不安払拭、今後の採用にも期待

──READY TO FASHIONの利用前後で印象の変化はありましたか?

B様:正直、利用前はフランクなサイトで始めやすいからこそ、信憑性に欠ける部分はありました。なかなか踏み出すのが難しかったですね。

A様:掲載されている写真も比較的カジュアルなものが多く、少し不安もあったのですが、実際には想像以上に親和性の高い方が多かったですね。

──ありがとうございます。弊社に対して改善点などはありますでしょうか?

B様:リクエストなのですが、リモート面接をREADY TO FASHION上で実施できるようになると助かります…! すごく難しいことは承知していますが(笑)。販売経験しかない方の中にはリモート面接の経験がない方もおり、当日のトラブル解消につながると思うんですよね。

──なるほど。お声として社内で共有させていただきます! では、最後に今後の企業の展望や対応方針をお聞かせください。

来年、ブランド創立200周年を迎える節目にあたり、引き続き直営店舗の拡大を視野に入れ、ブランドのさらなる発展に力を注いでいきたいです。そのためには、強いオーナーシップと情熱を持つ人材が必要です。自己成長に積極的に挑戦できる、意欲ある人材を引き続き募集していきます。

──本日は貴重なお時間をいただきありがとうございました

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