今回お話を伺ったのは、1998年に創業し、デニムを中心としたOEM・ODM事業を展開する株式会社ドアーズ。
段々と既存手法の効果が薄れていく中「READY TO FASHION」を導入したところ、約2ヶ月で2名の採用に成功しました。
今回は代表取締役の鳥谷様と営業部部長の小島様にインタビュー。株式会社ドアーズが採用で大事にしていることや、「READY TO FASHION」の活用方法等についてお話を伺いました。
- 課題
- 媒体運用の工数と成果が見合っていなかった
- 現状
- READY TO FASHIONを利用し2名の採用に成功
- 未来
- 2名の育成に注力。会社・業種の知名度を上げていきたい。
面接時のフィーリング、リズム感が大事
──簡単に会社のご紹介をお願いします。
鳥谷:1998年11月10日に創業したデニム製品を中心としたOEM・ODM事業を展開する会社です。
創業当初はOEM・ODM事業ではなく、現会長の鈴木がオリジナルブランドを立ち上げたところからスタートしました。
ブランドが苦戦する中、同じビルのフロア違いにいたメーカーから手伝ってくれないかとお声掛けいただいたのが転機になり、OEM業務を受けるようになりました。
その後、立ち上げたオリジナルブランドはそのままフェードアウトし、現在に至ります。
──社員は全体で何名ぐらいですか?
鳥谷:15名ですね。中には15年ぐらい働いてくれている社員もいます。
──これまではどのように採用活動を行ってきましたか?
鳥谷:求人媒体や渋谷区のハローワークを多く利用してきました。ただ年々、エントリー数が下がり、エントリー者の年齢も上がる一方でなかなかマッチしなかったので、他の手段を考えないといけないなと思っていました。
また採用にあたって重視していたことは、フィーリング・リズム感です。社員になると1日8時間も一緒にいるわけじゃないですか。1日のうちの8時間って、家族よりも長いんですよ。
長い時間、長い期間一緒に働くとなると、リズム感が合わないとうまくいかないなと思っています。
想定より早かった2ヶ月での採用決定
──そんな中、READY TO FASHIONをご利用いただくことになった経緯を教えてください。
鳥谷:取引先がREADY TO FASHIONを利用していて「意外と集まるよ」と話を聞いたのがきっかけです。話をしてくれたのがメーカーなので、僕らのような業種でも集まるのかと不安はありましたが、だめだったらいつもの形に戻せば良いやと思い、トライしてみました。
──利用してみていかがでした?
小島:約2ヶ月で2名が早々と決定したので、結果が出るのが想定より早かった印象です。エントリー数は2ヶ月で70名ぐらいだったかな。
──70名は多いと感じましたか?
小島:はい。ですが、数以上にエントリー者の質が良かったと感じました。総合媒体などで募集するとファッションに興味がない方も数多くいらっしゃるので、幅広い業界・業種の人材の中から、経歴や年齢などがマッチするのかを逐一確認していく大変さがありました。一方READY TO FASHIONは、ファッション好きな方のみならず、ファッション業界への意欲が高い方や業界経験者が登録しているので、効率的にエントリー者70名をチェックできました。
鳥谷:7、8年ぐらい前は現在よりも多い150名ほどの応募者をチェックしてました。通過基準を厳しくして最終的には約30名まで絞っていましたが、選考の中でファッションに興味はあるのか、本当にこの仕事をやりたいのかという気持ちを見極めるのが大変でしたね。
SNSのように使えるのでとても楽。やらないのはもったいない
──そういう意味では、業界特化のメリットを感じていただけたかなと思っています。READY TO FASHIONの運用は小島さんが担当していたんですか?
小島:はい。すべて一人で運用していました。
──別の業務がある中での運用は大変でしたか?
小島:30〜40分ぐらいで求人を作成した後は、1日1回エントリー者をチェックし、社内で共有しながら書類選考を行い、面接へ進んでもらうという流れでやっていたので、大変だなという印象はないです。先ほどお話した通り、求人内容と求職者の経歴がかけ離れているエントリー者が少ないので書類選考もスムーズでした。
鳥谷:他媒体の場合、求人の作成を依頼するケースが多く、内容の変更・修正をわざわざ依頼しないといけないので煩わしさを感じることもありました。アパレル業界に見識や興味のない担当者だったり、その担当者が変わってしまったりすると、洋服のことを1から同じように説明しなければならないので、ストレスが大きかったですね。
あとは、アパレル業界にあまり詳しくない担当者だと、求人票ができあがっても業務内容のイメージがつかない文章になってしまったり、その分校正にも時間がかかったりして、自分たちが求めるスピード感と合わないこともありました。
その点、READY TO FASHIONでは自由に求人が記述でき、作成スピードも早くなって良かったですね。
──ストーリー機能も活用されていましたよね。
小島:社内で気になったことや面白そうだなと思ったことがあれば、その場でサッと撮影してアップしていました。2、3分あればできるのでやらないのはもったいないですよね。
──他に役に立った機能はありますか?
小島:便利だったのは、メッセージがLINEのようにカジュアルにやり取りができたことですね。他サービスでもマイページでメッセージのやり取りをしますが、READY TO FASHIONの方が楽にできました。
ミニマムプランだったのでスカウト機能は使えなかったのですが、使ってみたかったですね。
──反対に使いづらかった点は?
小島:SNSのような感覚でストーリーをアップしたり、LINEのような感覚でメッセージのやり取りをすれば良いので、基本的には使いやすかったです。
あえて挙げるとするなら、メッセージの取り消しができないことでしょうか。間違えて不採用のボタンを押してしまったことがあるんですが、求職者に通知が飛んでしまうんですよね。やっちゃったなと思いました。
あとは、スマホに対応していないのも少し不便でした。通知が届いたら土日でも気になって見てしまうので、スマホでも見れるといいなと思いました。
──READY TO FASHIONの担当者とのコミュニケーションについてはいかがでしたか?
小島:デニムや服の話もたくさんしましたし、「使い方分からなかったら連絡するんで教えて」ぐらいのラフな感じで気持ちよくできました。メールの返信も早く、助かりました。
採用はお互いハッピーにならないといけない
──採用した2名のどこに惹かれましたか?
小島:会話のキャッチボールができたことです。面接で我々がよく聞く逆質問に対して、マニュアル通りの質問しか返ってこないというのがほとんどなのですが、話したことに対しての問いかけがあったり、うまく対話できると、興味を持ってくれているんだなというのが伝わってきました。
どのポジションに入れば輪になれるかなと考えていた時に、今回採用した2名は会話の中で社内で働いている姿がすぐに想像できました。
実は、面接で選考せず帰ってもらった方もいたんです。センスが良いし受け答えもしっかりしていたのですが、グラフィックにも興味があり、その道も考えていると面接の中で話してくれたんです。
本人の意思が少し揺らいでる中で採用してもお互いハッピーではないので、「今日は選考ではなく雑談ということにするから、合否も出さないし1度よく考えてみて。それでもエントリーするということであれば採用させて」と帰っていただきました。それでも「やっぱり入社したい」ということであれば、一緒に頑張れるかなと思ったんです。
面接では、志望度を上げることは特に意識はしておらず、相互理解とお互いが納得できるかどうかを意識していました。中には5分もかからず面接が終わる方もいましたし、1時間以上、長くて3時間ぐらい話をした方もいました。
──3時間ははじめて聞きました。
小島:先ほど申し上げた通り、リズムが合う、何でも話せるっていうのが一番大事だと思うんですよね。
──メンバーの関係性をすごく大事にしていますよね。 社内の交流会についてもお伺いしました。
小島:そういう時は会長も社員と一緒に全力で参加してくれるんです。会社だと、どうしてもグループが固まってしまうので、こことここが仲良くなってほしいなと思った時、チームを組んでやる遊びが良いのかなと思い、ボーリング大会を開催しました。
鳥谷:社員も普段なかなか飲み会をしないんです。例えば、地方から出てきて都心で一人暮らし、アパレル業なのでそんなに良い給料なわけでもないので、自分の好きなことにも使うとなると、余計な飲み会にお金を使いたくないですよね。
会社では和気あいあいとしているけど、個々でのコミュニケーションも取れるように年に数回、ここぞという時に気合いを入れて開催しています。
──その成果か、いつも挨拶してくださる社員の皆さんも気さくでアットホームな雰囲気ですよね。最後に、改めてREADY TO FASHIONを利用してみていかがでしたか?
鳥谷:アパレル特化型の良さを実感する一方、特化型なので夢を見ている方も多い印象です。
運用は、小島に任せっきりだったのですが、ピンポイントで面接ができたのはよかったです。
小島:サービスとしてとても使いやすかったです。我々がOEM・ODM企業ということもあり、まだ知らない層がいると思うので、そういった方たちにもぜひ知っていただけたらうれしいです。
──今回は採用枠が埋まり一時サービスを停止しますが、次回ニーズが発生した際にはぜひお願いします。本日はお忙しい中ありがとうございました。
READY TO FASHION経由で入社したお2人にも就職活動や入社の経緯について伺いました。
ー まずは自己紹介をお願いします。
リュウ:リュウ・ゲンキと申します。生産に関する業務を行っています。
武藤:武藤凜と申します。主に企画やデザインの業務を行っています。
ー なぜファッション業界に興味を持ったのですか?
リュウ:台湾の大学でグラフィックを学んでいたのですが、多様なジャンルのファッションが盛り上がっている日本に興味を持ったのがきっかけです。その後、台湾でも有名だった文化服装学院に進学し服作りを学びました。
武藤:グラフィックデザインを学ぶために上京し、ファッションが特に好きになりました。就職活動の時にグラフィックデザインの道を視野に入れていましたが、ファッション業界もありかなと思い、面接などを経て株式会社ドアーズに入社しました。
ー 就職活動はどういう軸で進めていましたか?
リュウ:会社の雰囲気と文化服装学院で学んだことを活かせる環境かどうかを重視していました。
以前は、デザイナーズアイテムのアーカイブを販売する会社でオンラインスタッフとして勤務していましたが、ものづくりに近いところで働きたいと考えていました。そんな時に第二新卒という言葉を知り、私もいけるかな…と転職活動をスタートしました。
武藤:私は業務内容を中心に企業や求人を見ていました。とにかくファッション業界に携わりたかったので、販売以外の業務を探しつつ、会社の雰囲気も重視していました。
小島:株式会社ドアーズは積極的にやりたいことをやりましょうという会社なんです。ノウハウとインフラが整えば、やりたいことができる環境だということを面接で理解してくれたのかな。
実際に武藤さんとリュウさんには、商品の企画以外にも、SNSの運用や会社のWebサイトも作ってもらっているんです。
ー READY TO FASHIONに登録した経緯は覚えていますか?
武藤:友人に教えてもらって初めて知りました。友人もREADY TO FASHION経由で就職が決まったんです。
リュウ:私は文化服装学院に通っている時から知っていました。
ー READY TO FASHIONを使ってみてどうでした?
リュウ:企業とやり取りをするメッセージ機能がお気に入りです。チャット形式なので、メールのような堅苦しさがなくラフにコミュニケーションが取れました。
武藤:ファッション業界の求人を探すには一番でした。他の媒体も利用していましたが、ファッション業界以外の求人もたくさん出てくるので。
ー 株式会社ドアーズに入社した決め手は?
リュウ:会社の紹介文に魅力を感じました。面接時に訪問した時の社内の雰囲気も良く、想像通りでした。
武藤:最初に惹かれたのは求人のタイトルですね。READY TO FASHIONの求人ページはタイトルや画像が目に留まる形になっていて、まずはそこから惹かれるものを探していたのですが、ドアーズの求人は「古着好き〜」と書かれており、他の会社と比較してピンポイントで興味を惹くものでした。
実は私、面接で一度帰らされているんです。グラフィックの道に進むか、内定をいただいていた販売職でキャリアをスタートするのかで悩んでいたのを見透かされたのか、面接ではアドバイスをいただき終了しました。それぐらい親身になって話をしてくれる面接は経験したことがなかったのですごくうれしかったです。
ー 今後頑張っていきたいことを教えてください。
リュウ:まずは業務内容をしっかり理解したいと思っています。
武藤:元々ファッションやアパレルの分野を学んでいたわけではないので、アパレルの知識をつけていき様々なことにチャレンジしていきたいと思います。
また、Webサイトの作成やECの整備、SNS運用などさまざまなプロジェクトがスタートしているので、忙しいですが楽しんで取り組んでいきます。
ー 本日はお忙しい中ありがとうございました。
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