良い意味で期待を裏切られた採用手法

今回お話を伺ったのは、“日欧ペアリング”をテーマとした京都発のコンセプトストアを運営するラセンス株式会社自社の革製品ブランドである「Duren(デューレン)」をヨーロッパで展開しつつ、セレクトショップPermanente Kyoto(ペルマナン京都)にて他社では取り扱いのないブランドやプロダクトを日本で取り扱っている。

中途社員2名、アルバイト7名を採用されました。

役員の桔川様にインタビュー。ラセンス株式会社の採用活動の方針や「READY TO FASHION」の活用方法、この先の展望についてお話を伺いました。

課題
ファッション業界での経験や知識のある人に出会えない
現状
業務の同時並行で採用活動にも注力
未来
ファッション・WEBの両軸をもった方との出会いに期待

READY TO FASHIONを導入してみて

──まずはじめに、ラセンス様のご紹介をお願いします。

桔川:弊社は主に2つの事業を行っており、1つ目は自社で企画したバッグの製造と販売を行っております。もう1つの事業は自社でセレクトショップブランドPermanente Kyotoの運営です。海外からの輸入ブランドを日本国内で販売し、日本の良い商品はヨーロッパを中心に展開していくという事業を行っております。

──READY TO FASHIONを知ったきっかけを教えてください。

桔川:クリーデンス様で人材紹介をお願いしていたのですが、その際にREADY TO FASHIONをご紹介いただきました。

人材紹介では会社の中核になる社員を継続的に探していたのですが、ポップアップの販売スタッフとして短期間で働いてくださる方が突然必要になるケースがあり。即効性のある手法を検討していたタイミングでご紹介をいただいたので導入を決めました。

──他の媒体も検討されていたのでしょうか?

桔川:最初は他社の求人媒体を利用して社員を数人採用したのですが、採用するタイミングで都度契約をしていたらコストが高くなってしまったんです。コストを抑えて継続的に採用できる点がREADY TO FASHIONを導入するメリットなんじゃないかなと感じていますね。

──実際にREADY TO FASHIONを導入いただいていかがでしたか?

桔川:導入してとてもよかったです。ポップアップ人員の採用に関しては最初ドタバタだったんです。2022年は空白期間なく各地でポップアップを実施する計画だったため、案件をとってくるものの販売スタッフがいないということもしばしばでした。近隣店舗の社員を派遣するとその店舗のシフトが穴だらけになってしまったりしていて。

READY TO FASHIONを導入して以降は、計画的に仕事を進められるようにはなったかなと思います。2ヶ月後にこの地域でポップアップをするから、これくらいのタイミングでは掲載をして採用を始めないといけないみたいに。

──そう言っていただけて嬉しいです。

桔川:これが恐らくサブスクリプションではなく採用の度に媒体検討から始めていたら効率が悪かったと思います。

1年間で契約をさせていただいた分、毎回媒体の選定がないので掲載する広告の内容や求人情報を変えていくだけで済んだというところは非常に有り難かったなと思います。

──READY TO FASHIONでは過去に掲載した求人から複製して簡単に新規求人を掲載できるシステムになっています。

桔川:毎回ゼロベースで作っていたらかなり大変だったと思います。

期待を上回る使い勝手

──READY TO FASHIONはどのように運営されていますか?

桔川:弊社は8年目になるのですが、7年目までは役員のみで運営していました。社内でも採用手法が確立しておらず、人事専門の社員がいなかったんです。

──では少数精鋭でずっと運営されていたんですね。

桔川:組織作りは本当に0からやっています。今でこそ社員、アルバイトを含めて30人くらいの規模になりましたが、本当にここ1年少しの間に入社してくれたメンバーばかりですね。

採用も今でこそECやSNSを一生懸命やっているので「一緒に働きたいです。」と直接お問合せをいただくのですが、前まではそういった訴求力のあるコンテンツを持ってなかったので発信する手段がありませんでした。なので媒体に掲載して採用活動を行っておりました。

──採用も人事という部署があるわけではなく、役員の方で採用を行っている形だったのですね。現在も桔川様が引き続き採用を担当されているのでしょうか?

桔川:現在は人事担当者がいるので任せています。一度サイクルに慣れてしまえば、簡単に操作することが出来るため、その後の引き継ぎも楽にすることができました。

──桔川様がご担当されている時は、その他業務と並行して運用していただいていたかと思うのですが、一日どれくらい操作されていたのですか?

桔川:あまり時間はかからなかったと思います。まず求人情報の更新は30分もかからなかったですし、応募が来てからのやりとりは他社様にいかないようにレスポンスをなるべく早くしないといけないというところで1日のうちに数分ほどは都度確認していました。

──1週間で1時間程度の時間で採用ができたということですね。

桔川:日にもよりますが、ならすとそれくらいかと思います。

──ありがとうございます。READY TO FASHIONを導入していただく中で期待していたことなどありましたか?

桔川:正直最初は過度な期待はしてなかったです。弊社は京都の会社でREADY TO FASHIONはどちらかというと東京の採用に強い媒体だと思っていたので、メインの採用手法というより補助的に使えたらと思っていました。

──メインで取れない分を補填できればということですね。

桔川:ただ、実際に使ってみると、簡単な操作でオシャレに見せられるところがよかったです。他にもチャットシステムや履歴書の管理システムの使い勝手が良く、意外と便利だなと思いました。

──求人の反応はいかがでしたか?

桔川:反応に関して当初は、東京が一番良く関西はなかなか厳しい部分もあったのですが、全国転勤ありで求人を出させてもらったところ、京都に引っ越してもいいという東京在住の方を採用出来ました。今は定期的に京都に来て働いていただいています。

店舗の画像

メンバーが納得するメンバーを

──御社の採用面での特徴は何かありますか?

桔川:関西の人間の気質もあるのかもしれませんが、システマティックに採用するのではなく、みんなが納得した人材を入れたいというところがあります。なのでアルバイトでも複数回の面接を組んだり、色々な角度から評価して決定しています。

面接も変則的で、例えば通常は面接が進むにつれて面接官の役職が上になってくると思うのですが、一次面接から役員が面接することもあります。

──それは確かに珍しいですね。

桔川:まずは書類を拝見して、お会いしてどういった部分を確認しないといけないかを考えて、それぞれに合わせた採用プロセスを考えています。

──色んな方とお会いして、皆さんが一緒に働きたいと思った方を採用するんですね。

桔川:後はセレクトショップで取り扱っている商材は、弊社以外では基本的に日本では未発表のものなので、よほどの海外マニアではない限りは見たことがないモノばかりなんです。なので、商品に対して愛を持って販売してくださる方かは面接で見ていましたね。

──今回採用された方々はどういった特徴があったのでしょうか?

桔川:東京で採用した時は学生さんがメインで、空いた時間で働きたいという方が多かったですね。能力はとても高かったです。

関西だと、学生さんもいるのですが、社会人経験がある方も多くいらっしゃって、元々販売をやっていた即戦力になる方が多かったかなと思います。

──能力が高いというとどういう方だったのでしょうか?

桔川:プチインフルエンサーをやっていたりと、上昇志向が強い方が多いかなと感じました。

──採用に繋がったようでよかったです。

桔川:同じエリアでポップアップを行った時に、とても良い方がいらっしゃったので、また次のポップアップをやる時も来ていただいたりしています。

店舗の内装

ここからが本領を発揮する時

──では、最後にラセンス様の今後の展望に関してお聞かせください。

桔川:ポップアップは一つのマーケティング活動の一環で、現在様々なデータが取れたので今後は直営店の運営、各種メディア露出を増やしていきたいなと思います。また、最近ではコロナの制限も緩和されてきています。弊社は元々海外をメインにやってきたので、海外マーケットの強化をしていきたいなと思っています。そのためにもっと多様な人材を採用していきたいですね。

──直営店の店舗スタッフの採用も今後はおこなっていくのですね。

桔川:販売に関しては今年実績ができてきたので、活かしていきたいと思います。一方で取りたかったけど取れなかった職種もあり、具体的には営業職やEC関係、PR関係の人材は応募はありましたが、採用には至らなかったので、どういう打ち出し方をしたらどういう人に響くかなという勉強はさせていただければと思っています。

──今後ともREADY TO FASHIONで採用に関してお力添えできればと存じます!本日はお忙しい中ありがとうございました。

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