今回お話を伺ったのは、Eコマース事業を20年以上運営され、ファッション通販サイト「ナチュラン」を運営する株式会社宝島ワンダーネット。2023年1月にはWEBデザイン・制作を学べるオンラインスクールを開校した。
利用から約2年間で、事務職・撮影アシスタント・WEBデザイナー・バイヤーなど、合計13名採用されました。(※本原稿の作成中にも、3名採用されたと連絡がありました。)
人事担当の千葉様にインタビュー。株式会社宝島ワンダーネットの採用活動の方針や「READY TO FASHION」の活用方法、この先の展望についてお話を伺いました。
- 課題
- ファッションの経験がある方々へのアプローチに苦戦していた
- 現状
- ファッションの経験があり、ECに興味がある方へのアプローチが出来るようになった。
- 未来
- WEB × ファッションの両軸を持った人の採用
(確実に欲しい人材確保のためにタレントプールを行う)
「ファッション」に強い人材の確保
──はじめに、株式会社宝島ワンダーネット様の会社概要・事業内容をお伺いできますでしょうか?
千葉:弊社は、Eコマース事業を20年以上運営しており、2011年4月に生まれたファッション通販サイト「ナチュラン」は今では弊社のメイン事業になっています。2023年1月からはWEBデザイン・制作を学ぶことができるオンラインスクールも開校しています。
──READY TO FASHIONを導入してくださったきっかけを教えてください。
千葉:新しいサービスを見つけたらなんでも登録してしまう傾向があり、READY TO FASHIONもサービスが始まった頃に、自分で見つけて登録していました。
他の媒体やSNSは利用していましたが、ファッションに特化した媒体ということで、まずは一度やってみようとなりました。ファッション関係の人たちに向けた採用活動がなかなか難しく、媒体ができたのは良かったですね。
──なるほど。草創期から知ってくださっていたんですね!
千葉:サービス自体を知ったのは早かったです。ただ、すぐに利用することは難しかったため少し寝かせて様子を見ていました。
そんな折、「ナチュラン」の責任者が外部の会合で高野さん(弊社社長)に出会った流れで、弊社に営業しに来てくれたのをきっかけに、様子を見ながら動かすようになりました。
──ファッション経験者を採用することになったきっかけとしては、どんなことがあったのですか?
千葉:ファッション通販を拡大したいと思い、2000年頃からファッション経験者の採用活動を行なっています。
ファッションに触れている方達の中で、共通言語があるので、業務を行う上で話が通じやすくなることもあり、専門学校卒業の方やファッション業界の経験をお持ちの方を積極的に採用するようになりました。
──READY TO FASHIONを導入してから、応募者の変化はありましたか?
千葉:ファッション・アパレル業界の経験がある方や学ばれてきた方々との出会いが増えました。READY TO FASHIONには、ファッション・アパレル業界に関する何かしらの経験や知識がある人が多いです。今までの応募者の傾向として、ファッション・アパレル領域に興味のある人からの応募はあっても、経験や知識がある方とはなかなか出会えていなかったのでありがたいです。
応募数増加の鍵は継続的なビジュアル更新
──サービスの草創期以来継続して利用してくださっていますが、READY TO FASHIONに変化は感じられますか?
千葉:はじめの頃に比べてサイトの雰囲気が変わったと感じます。以前は、READY TO FASHIONに掲載されている各企業の求人写真にも、他の媒体と同じように社内の人とかよく出られてましたが、そこからビジュアル・イメージを大事にする様になったのか、社内の人が出ることが少なくなったように思います。
──株式会社宝島ワンダーネット様も差し込む写真を変えてから応募数は伸びましたよね!
千葉:そうですね!今のナチュランの写真にしてから、応募数は大幅に増えました。ビジュアルを継続的に更新することが大事だったと思います。READY TO FASHIONの担当者から、求人を継続的に更新するといいとアドバイスをいただいてからは、シーズン毎に写真を変更していました。
──こまめに利用してくださっているのはとてもありがたいです。
千葉:手をかけた分だけ、応募の人数や採用の実績に繋がっている気がします。放置したままだと弊社では採用するのは難しいと感じています。
また、初期セットアップの求人作成やREADY TO FASHIONの活用方法がわかると、継続しやすいサービスなので、気軽に活用することができています。
クイックレスポンスが重要
──千葉様は人事担当歴が長いとお聞きしたのですが、ずっとお1人で採用を担当されているのですか?
千葉:そうですね、基本的に1人です。応募者の確認(書類やポートフォリオなど)を行い、面談や一次選考まで担当しています。
人事の業務以外にも、総務や情報システムも担当していますが、様々な仕事の中でも、採用活動は、最も重視しています。
──複数の業務の中で、READY TO FASHIONを運用する際、意識されていることをお聞かせください。
千葉: 選考を通過された方には、できる限りクイックレスポンスしたいので、割と張り付いて見ています。管理ページは常に立ち上げていて他の業務と同時進行しながら、メッセージをすぐに確認できるようにしています。
──応募者の確認や対応に割いていた時間はどのくらいですか?
千葉:時間にすると分からないのですが、採用活動が活発な時期は業務の8割くらいは採用業務を行っています。時期にもよって変わりますが、採用活動を集中して行っている時期は、面談や面接は大体、1日2-3件行えるようスケジュールを組み、多い時で5件の面談や面接を行うことがあります。
──面談はどのような内容で行われているのですか?
千葉:「話を聞きたい」と言ってくれている方については、カジュアル面談を行っています。あまり選考のように固くならないようにしています。(ほとんど)キャリア相談みたいな感じになることもあり、弊社で気になる業務以外にも、応募者の方が気になっていることをお話しすることも多いです。今回応募に至らなかったとしても、次につなげられるような対応を心がけています。また、ナチュランでご購入経験がある方もいらっしゃいますので、ある意味お客様としても意識しています。
──二次選考以降は、各部署の方が担当されると思うのですが、
引き継ぐ時など他部署の方との連携で意識されていることはありますか?
千葉:相手が返信しやすいように、文面を考えています。日程調整や応募者の状況など、文面でいかに分かりやすく、早く返信してもらえるようにするか、対応を考えています。
しかし、物理的に近くにいたり、長年共に仕事を行っていることもあり、比較的コミュニケーションは取りやすいので、引き継ぎ作業も比較的早いと思います。
──日程調整のところで時間がかかると耳にするのですが、直接コミュニケーションが取れるのはラグが発生しにくいですね。
タレントプールとして有効活用していきたい
──今までに何名ほど採用されましたか?
千葉:約2年ほど利用しており合計で13名の採用に繋がっています。
──年間で何人くらい採用されているんですか?
千葉:年間で10名くらい採用してます。READY TO FASHIONでの採用の割合は高くなっています。
──実際に入社された方たちは、どのような経歴の方が多いのですか?
千葉:今まで採用した方の経歴を見ると、当然、何かしらのファッション関連のお仕事を経験されていたり、学ばれていた方が多いです。他には、専門学校に通ってスキルを身につけ、自分で営業をかけて実際に作品を創り上げているような行動力のある方が多いかなと思います。
撮影アシスタントとして採用した方は、自分なりにInstagramを運用していた経験やフォトグラファーとしての経験をお持ちの方もいます。また、WEB未経験でもデザイン経験が豊富な方は、入社してすぐに活躍してくれましたね。
──採用活動の中での課題は何かございますか?
千葉:募集のタイミングと応募のタイミングが合わない場合が多いことです。このタイミングの応募でなければ、採用できたんだけどとなる方もいて…そのマッチングが難しく感じています。
採用時期のタイミングにも波があるため、タレントプールとして長期利用して、募集をかけるタイミングで改めてご案内していこうかと考えています。そのような機能がREADYTOFASHIONにも備わると嬉しいです。
なるべく通年採用として継続して求人を出すことで、様子をみるのがいいのかなと思っています。
──面談もよく行っているとのことでしたが、実際に期間を空けて再アプローチされることもあるんですか?
千葉:今までは、過去にやりとりをしていた方と再度連絡をすることがなかなかできていないので、今後はREADY TO FASHIONを活用しながら、アプローチしてみようかと考えています。
──READY TO FASHIONは、今までの利用データが保持されるのでタレントプールとしては活用しやすいと思います。
改めて、今後のREADY TO FASHIONの運用方針をお聞かせください。
千葉:ファッション・アパレルを軸に採用する時は、今後もREADYTO FASHIONが主軸になると思いますので、積極的に利用させていただきます。
──お時間いただきありがとうございました!今後ともよろしくお願いいたします。
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