今回お話を伺ったのは、CROCODILE(クロコダイル)やCITERA(シテラ)などのブランドを運営するアパレルSPA企業のヤマトインターナショナル株式会社。
もとより新卒採用に力を入れていましたが、アパレル企業を志望する学生の母集団形成に悩んでいたところ、「READY TO FASHION」を導入することにより応募数が伸び8名の採用に成功しました。
今回は、同社の人財開発室・山口様にインタビュー。ヤマト インターナショナル株式会社の採用活動の方針や「READY TO FASHION」の活用方法、今後の展望についてお話を伺いました。
- 課題
- アパレルを志望する学生が少なく苦戦していた
- 現状
- アパレル業界を目指す熱意ある学生に出会うことができた
- 未来
- 新卒採用をすることで新しい風を吹かせていきたい
コロナ禍をきっかけに変化する新卒採用
──まずは、ヤマト インターナショナル株式会社様の会社概要・事業内容をお聞かせください。
山口:アパレル企業の中でも、ものづくりから店頭販売まで一貫して行っています。東京本社と大阪支社、両本社制という形になっているので、採用に関しては大阪は大阪採用で、東京は東京採用という形でそれぞれ行っております。
──採用に関しても完全に別で行われているのでしょうか?
山口:採用も別で行っています。応募者は大阪採用、東京採用といった形で自ら選択できるようになっていて、関西の方でも東京本社で働きたい人は東京採用を受けられます。
東西ともに同じ基準で採用の判断をしています。
──応募者側にとって東京か大阪かの選択肢があるのは良いですね。その他、新卒採用に関して特徴はありますか?
山口:コロナ禍を経て、大きく採用手法を変えました。コロナの直前までは、合同説明会からナビサイトに誘導して、応募してもらい、面接をするという一般的なフローを踏んでいました。ただこの手法だと面接に至るまでの間、こちらから学生さんにアプローチする機会が少ないんですね。一次選考でようやく初めましての状況となり、30分ぐらいの面接を何回か繰り返して採用という流れになってしまい、学生さんも弊社について深く知る機会もなければ、こちらも学生さんのことを知る機会がほぼない。これはどうかなと思っていました。
そんな折にコロナ禍になり、オンライン中心の採用手法になったこともありナビサイトを辞めました。
──コロナ禍をきっかけに手法を変えていったのですね。
山口:はい。具体的には、スカウト型に切り替えをしました。
スカウト型は元々、ナビサイトで新卒採用を進めていく中で、プラスαでこういう学生さんも採用したいなという時に使用するのが主流でした。
ですが、使い方を少し変えました。スカウト型の入り口のハードルが低いという利点を活かして、まずは個別面談を繰り返して学生さんに会社をよく知ってもらうところからスタートしました。
私たちも学生さんのことをよく知りたいというスタンスでスカウトを丁寧に行い、会社をアピールしていきました。最終的には150名ぐらいの方と面談をしたと思います。
──150名と面談とは、すごいですね。
山口:面談も一回だけではなくて、何回も人を変えて行っています。先輩社員と一緒にアプローチをしてもらったり、少人数の交流会を開いて弊社の前にまずはアパレル業界がどういう業界かというところから知ってもらったり。
その理由は、まずアパレル業界に興味を持ってもらうことが大事だと思ったからです。アパレル業界の魅力であったり、働く意味をまず知ってもらい、それから弊社はこういう会社ですよと伝えていました。
何回も面談をしていたら、学生さんももっと会社を知りたいというニーズが出てくるので、そのタイミングで会社説明会やインターシップを行います。
だいたい3回ぐらいお会いして、1回目の面接に入ることが多いですね。その後、3回くらい面接を行うのですが、その時にはお互いの理解がかなり深まった状態になっています。
変化の代償と課題を乗り越える手法
──しっかりと意思を持って応募してくれる学生が増えるので、すごく良い手法だと感じました。現在新しい手法に切り替えられて3、4年ほど経つと思いますが、課題と感じてる点はありますか?
山口:2つあります。
1つ目は採用早期化にどう適応していくかですね。
スピードだけでなく、人とのコミュニケーションの質も非常に重要になったと感じています。どちらかに偏らず両側面で学生にとって最良の選択をしていただく為の最善策を考えて行かないといけないですね。
2つ目は、やはりアパレル企業を志望している学生ばかりではないということですね。アパレルに興味があるけど化粧品業界にも興味があるし、食品業界も見てるという学生さんがやはりいます。アパレル業界では御社しか見てないとも言われるのですが、最終的には他業界に行ってしまうことももちろんあります。例えばアパレル業界だけで迷っていたら弊社に興味を抱いてもらう自信はあるのですが、他の業界が入ってくると「朗報を待ってます」としか言えないんです。
──その課題を払拭するために、取り組んだことはありますか?
山口:それこそ、その課題を払拭しようとREADY TO FASHIONを新卒採用でも導入しました。
昨年はアパレル業界だけでなく他業界の企業もたくさんの人数を採用するために動いており、早いうちに手を打たないとなと思っていました。そこで、中途採用で利用していたREADY TO FASHIONを新卒採用でも利用してみることにしたんです。
──導入するに当たってREADY TO FASHIONのどんなところに期待していただいたのでしょうか?
山口:アパレル業界に対して熱量のある学生に出会いたいと思い導入しました。
それ以前はいろいろな業界を見てきたけどやっぱりアパレル業界に行きたいという、しっかりポテンシャルのある学生さんを探したくて試行錯誤していましたが、そこまで熱量のある学生さんに出会うことは多くありませんでした。。
その点、アパレル業界に特化していて、学生へのアプローチをしっかり取れるツールとなった時に、やっぱりREADY TO FASHIONかなと思いましたね。
──導入していただいていかがでしたか?
山口:期待通りアパレルが大好きな方が多く、同じ志を持つ方が応募してきてくれました。応募数も増えてとても救われました。
おかげさまで、2つ目の課題はうまくフォローアップできました。
改めて感じるオフラインの必要性
──そう言っていただけて嬉しく思います。弊社の新卒採用のオフライン合同説明会にもご参加いただきありがとうございました。
山口:2年連続での参加ということもあり、慣れた気持ちとワクワクした気持ち、どちらもありました。
──合同説明会に参加しようと思われた目的はあったのでしょうか?
山口:先ほど課題として挙げた、採用活動におけるコミュニケーションの質を高めていくためですね。
合同説明会には長年参加していませんでしたが、実際に学生を目の前にしていろいろとお話ができるのはやはりオンラインと違いますし、時期的にもすごく良かったんです。本格的に活動が活発になる時期だったので、その時の学生の生の声が聞きたくて参加させていただきました。
──参加されていかがでしたか?
山口:大阪からわざわざ東京に来てくれた方が一人目で、すごく良いスタートを切れたと思いました。
学生さんが集まっている中で直に会社説明ができて、表情も読み取れるし距離感もわかったので、これは今後もやっていかないといけないなと思い参加しましたね。
──多くの学生とお話が出来たのですね!
山口:中にはまだ業界を選んでないという学生さんもいましたが、9割ぐらいはアパレル業界を志望していました。既に専門性を持ってる人や、大学とは別で学校に通いファッションの勉強している人もいて熱量があるなと感じましたね。
時代の流れを見極めて
──良い出会いがあったようで安心しました。では、最後に今後の企業の展望や対応方針をお聞かせください。
山口:基本は、もう現状を継続していく形ですね。今後も中途ではなく、新卒で新しい方をしっかり採用していきたいと思います。
──先ほどお話しいただいた課題点を、今後は考えていかれる感じでしょうか?
山口:そこは継続して考えていかないといけないと思ってます。おそらく売り手市場はますます加速していくと思うので、ターニングポイントをしっかりと見極めていきたいですね。
──ありがとうございます。引き続き、よろしくお願いいたします。
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