NERDUNIT アイキャッチ

2016年、ヤフーが「新卒一括採用を廃止」を発表。また、メルカリは新卒/既卒ともに通年採用、エンジニアに特化した「*GitHub採用」を開始し、ITの会社を中心に既存の採用スタイルを脱し、新たな方法を模索している。

そんな中、ファッション業界はどのような形で、若者に対して新しい採用アプローチをしているのだろうか?
今回は、ファッション業界と繋がるしごとSNS「READY TO FASHION」を実際に利用している方を対象にインタビューを行った。採用・応募のための情報収集など、どのようにSNSを活用しているのか?また、ファッション業界に関わる上で心がけているコミュニケーションの仕方など、企業と学生の双方に話を聞いた。

今回インタビューしたのは、外資系ブランド『NERDUNIT(ナード ユニット)』の日本展開の代表を務める松岡さん。グローバルに活躍する、彼女が見る、「ファッション業界の人材採用×SNS」とは。


松岡 那苗(まつおか ななえ)
2015年に早稲田大学卒業後、リクルートにて教育事業に従事、グローバル事業開発グループに所属し東南アジアで勤務。その後、欧州系大手ファッションブランドのデジタルチームに所属、主にEコマース事業に従事。現在 LA-マレーシア発のストリートウェア ブランド”NERD UNIT JAPAN”を筆頭に、その他アジア系ファッションブランドの代表取締役を務める。


先日、弊社のウェブマガジン「READY TO FASHION MAG」の連載企画、「若者voice」に取り上げさせて頂きましたが、もう一度簡単に、御社の活動について、簡単にご説明いただけますか?

松岡:ストリートブランド『NERDUNIT』の日本展開を担っています。このブランドはサンフランシスコ発祥で現在はアジアを中心に10カ国30店舗に展開しています。

本国とのやり取りなど、国内にとどまらず積極的に活動されていますが、働き方について意識していることはありますか?

松岡:基本的に遠隔での仕事になるので、定期的にskype(スカイプ)で会議を行って密なコミュニケーションをとるように心がけています。また現在は本社がマレーシアにあることもあり、国内・本社ともにボイスチャットでの連絡が多いので、グローバルに仕事をしながらお互いの声を聞くことを意識しています。

コミュニケーションを言語/場所の違いを超えて行っているのですね。それでは、採用活動において、デジタル、特にSNSをどのように活用しているか教えて頂けますでしょうか?

松岡:ストリートブランドということもあり、あまりデジタル・SNSなどで大々的に採用の告知をしないようには意識をしています。READY TO FASHIONのように、ファッション業界に特化し、ブランディングの支障にならないようなサイトのみを選別して採用活動を行っています。

”ブランドのイメージ”と”採用”において、これまでの求人サイトではズレが発生してしまうということですね。採用以外のSNSの運用方法はどのように行っていますか?

松岡:ブランドの日本展開ということもあり、InstagramとTwitterの運用はデイリーで行っています。新作の紹介、モデル撮影、オンライン内でのバズ施策などはすべて、InstagramとTwitterを連動させて行っています。ただコミュニケーションを多くするというよりは、1日に2回の投稿というように決めて、ブランドコントロールするようにしています。

ブランドイメージのコントロールには大きな力を入れているのですね。少しSNSから話を採用に戻しますが、これまで、採用活動を通じてきて、若者に対してどのようなことを感じますか?

松岡:ファッション業界での就職を考えている学生は、実は段々と増えてきているのではないかな?という印象です。加えてファッションという概念だけでなく、マーケティングや数字感覚で仕事ができる人、また仕事を覚えたいと思っている学生が非常に多いなと感じています。

NERD UNIT JAPAN 松岡 那苗(まつおか ななえ)

ファッション業界を目指す若者が少なくなってと囁かれている中で、実は増えていると考えるようになったことに何か、具体的な出来事などあったのでしょうか?

松岡:インターンの応募に関して、募集を締め切っていても定常的に応募依頼が来る点や、自分の周りでアパレルブランドの立ち上げを始める若い方が多い印象を持っているからです。
今ではオンラインで簡単にアイテムを売り買いできるようになっているので、ブランドの立ち上げに対してのハードルも低くなっている事が、ファッション業界を目指したり、ファッションで独立したいという方々が増える要因となっているのではないかと感じています。

現在はインターンを募集されていますが、どんな若者と一緒に仕事をしたいですか?

松岡:何でも自分から仕事を取っていける人です。自分から色々なアイデアを考えて挑戦していく環境を会社として提供することで、様々な挑戦を自ら買って出て欲しいと感じています。

松岡さんに最後の質問です。READY TO FASHIONを使用した感想がありましたら教えて頂けますでしょうか?

松岡:READY TO FASHIONに登録している学生は、やはりファッションビジネスに対する感度が非常に高いと感じています。
今やSNSなど、自分たちの私生活でも使用しているツールを使ってビジネスを行うことも多く、学生であっても日々細かく情報をキャッチしている人は、マーケティング等の力も潜在的に備わっていると思います。
あとは会社がどのようにその潜在能力を存分に使える場所を提供できるかだけだなと個人的に感じています。

インターン門田さん

ありがとうございました。続いて、現在インターンとして活動されている門田宗さんに質問です。そもそも、ファッション業界に関わろうと思ったきっかけはなんだったのでしょうか?

門田:私たちのような20代前半の若者は洋服などで自分を表現し、SNSを通して広めるという一連の活動と共に年を取ってきたと感じます。その中で流行性の強いコンテンツの浮き沈みや、ビッグメゾンの伝統技術、テクノロジーとファッションの融合など、多くを知ることで自然にファッション業界に興味を抱いたように思います。

ファッション×デジタルのネイティブ世代らしい興味の持ち方ですね。ちなみにREADY TO FASHIONをどのように見つけましたか?

門田:ファッション業界の仕事を探している最中に見つけたと思います。服の販売スタッフなどではなく少し違った角度から業界を見たいと感じており、自らアンテナを張り様々なファッション情報サイトを隈なく見ていたと思います。笑 ファッション業界と学生をつなげるというキャッチフレーズも印象に残ったと覚えています。

READY TO FASHIONを使用した感想をお聞かせください。

門田:情報がシンプルでわかりやすく、フレッシュな印象です。どこにでもあるような内容ではなく、今の若者が見たい・知りたい・学びたいコンテンツを的確に発信しているなと私は思いました。
またファッション業界を目指す若者が減っていると言われている昨今でも、華やかな世界に憧れ、大きな夢を持っている学生は私のように大勢いると思います。ですがその夢のゴールは明日急に訪れるものではなく、明確なキャリアプランニングや地道なワークが積み重なった先の一瞬だと私は考えています。
そしてそのキャリアの一歩目となる一段はここ「READY TO FASHION」で見つかると思います。
私たちの目線にあるファッションを捉え、ローカライズされたコンテンツはまさにたくさんのチャンスだと思います。
なにかを変えたいと思う方にこそ使っていただきたいです。

ありがとうございました。

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