この記事では、弊社が運営するファッション・アパレル業界特化型の求人プラットフォーム「READY TO FASHION」に掲載された400件超の販売職のアルバイト求人情報(2023年8月31日時点)から得られた情報をもとに、主要都市におけるアパレル店員の平均時給を算出しご紹介。
平均最高時給の開きは407円
今回は主要4都市からデータを参照してます。
平均最高時給が最も高いのは東京都、低いのは愛知県となりました。
開きの差は407円。アルバイト時給の400円の開きは大きいように感じます。やはり東京は店舗数も多く、人材確保競争が激しい印象を受けます。
意外なのは、愛知県では平均最高時給が1,133円で最も低い結果になりましたが、平均最低時給も1,058円とその差は75円となり、今回の4都市の中では、最も開きが少なかったということです。
国が定める最低賃金を参考にすると、愛知県は986円(2023年9月1日現在)です。
人材獲得が難しいあるいは競合が多いことで、最低賃金基準よりも高い時給を提示しているものの、十分であると予測できます。
逆に採用戦略としては、時給提示が頭ひとつ抜けていれば、他社と差別化できるのではないでしょうか。
平均最低時給の開きは154円
平均最高時給が最も高いのは東京都、低いのは福岡県となりました。
平均最高時給の開きと比較すると、平均最低時給は少ない開きです。ベースの時給はしっかり提示していることが読み取れます。
ただ、ジョブズリサーチセンター(※)の調査によれば、三大都市圏の平均時給は1,155円となっており、他業界と競争するにはベースを上げることは必須になってきそうです。
※データ引用元:ジョブズリサーチセンター 2023年7月度 アルバイト・パート募集時平均時給調査【三大都市圏(首都圏・東海・関西)】
おわりに
平均最低・最高時給から、今後のアルバイト採用戦略ではベースになる最低時給の見直しを検討してみてはいかがでしょうか。
調査概要
調査方法:READY TO FASHION掲載のアルバイトかつ販売職に関する求人から算出
調査日程:2023年8月31日
調査対象:READY TO FASHION掲載のアルバイトかつ販売職求人
サンプル数:410件