皆さんは「面接で見られているポイント」と聞いて、どのようなことを思い浮かべますか?
ドアを開ける前のノックやイスに座るタイミングなど、一般的に面接で見られているとされるポイント以外にも、面接官が重要視しているポイントがあります。
その中でも「そんなところが見られているんだ」というような意外なポイントを4つに分け下記にまとめました。
面接に挑む前にぜひ参考にしてみて下さい。
ポイント1:若い女性社員への態度
意外に見られているポイント1は、女性社員への態度、特に若い女性社員への態度です。
突然ですがここで質問です。
あなたが面接会場に到着した時、会場入り口に年配のスーツの男性と若い私服の女性が迎えに立っていたとします。あなたはどちらに向けて挨拶をしますか?
正解は両方です。
実際にこのようなケースの場合、年配のスーツの男性に採用の決定権があると勝手に判断して、若い女性の方には挨拶すらしないというパターンがかなり見受けられます。
面接に立ち会っている場合、男性も女性も採用活動に携わっており、平等に意見を言う立場にあるため、その女性から低評価が下されることになります。
もちろん、採用担当者以外の受付の女性などの志望者と会った人に印象を聞くケースはよくあります。
男女分け隔てなく、礼儀正しく接することを心がけましょう。
ポイント2:質問に対して答えになっているか
次のポイントは「質問に対して答えになっているか」です。
これは単純なことのように思えますが、特に重要視されていて、意外とできない人も多いのです。
例えば「Excelの実務経験はありますか?」という質問。実務経験がない場合、あなたならなんと答えますか?
「Excelは大学生の頃に使用していましたので…」など、面接に不利にならないよう答えを濁してしまう方もいるのではないでしょうか。
この場合は「実務経験があるか、ないか」と聞かれているので、まずは「実務経験はありません」と答えてから、不利にならないようにフォローの言葉を入れる方が良いでしょう。
フォローしたつもりでも、質問の答えとして成り立っていないと面接官は違和感を覚えます。
セクハラなど失礼にあたる質問であれば答える必要はありませんが、質問には明確に答えるようにしましょう。
ポイント3:その会社のことをよく知っているか
ポイント3は「その会社のことをよく知っているか」です。
面接を受ける会社を強く志望している人はその会社のことをきちんと知っている場合が多いですが、志望理由が「勤務条件が良いから」など、会社の魅力以外にある場合は会社のことをよく知らずに面接に来る方もいます。
また、志望する理由が条件や職種のみにある場合、志望動機を聞かれるとそのまま答えてしまう人もいます。
その中でもなぜ自社を希望するのかがはっきりしない場合、ひいては自社のことをよく知らないという場合、面接官に悪印象をもたれてしまいます。
面接を受ける前に、その会社のことは公式サイトなどでよく調べ、魅力的に思った点を志望理由などに入れると良いでしょう。
自分が将来働くことになるかもしれない会社ですから、自分のためにもきちんと情報収集しましょう。
ポイント4:その会社との相性
最後のポイントは「その会社との相性」です。
経歴、実務経験など人事が見ているポイントはいろいろありますが、入社した後のことを考えた相性もよく見られています。
例えば、事前の性格分析テストで「丁寧にミスなく仕事をするのが得意」な人と「ミスは多いがとりあえずやってみるのが得意」な人が応募者にいたとします。
一般的には前者の方が有利そうですが、会社の業務内容や指導体制には後者の方が適していたため、後者が選ばれたというケースがあります。
学歴が高くても性格分析の結果が優先されるケースもよく見られます。
一般的に採用に有利とされることでも、実際の仕事や会社との相性次第では変わってきます。
もし面接で落ちてしまっても相性が悪かったと考えることもできるので、落ち込み過ぎないことも大切です。
まとめ
現在、就職活動において様々なマナーやテクニックが溢れていますが、実際には見られているのは、意外にも基本的なことが多いです。
礼儀正しくする相手を選ばないこと、質問にはきちんと答えること、下調べをすること、そして個性を活かし、自分に合った仕事を見つけること。
これらは就職活動以外にも、仕事をする上でも大切なことです。
人事は志望者が入社した後のことを想定して見ているのです。
それを忘れず、その場しのぎの面接にならないようにすれば、きっと上手くいくはずです。