2005年に創設されたファッションショウを創る団体”fab”が11/20 下北沢ケージにてファッションショーを行う。
fabは服飾・美術・音楽・建築・映像・写真・文学・哲学など、多岐にわたる興味・専門を持つ、東京大学の学生中心が集まった団体だ。
私は、”素人ではあるが故に技術を持たない私たちは、クリエイションと真撃に向き合いながら協働することで
価値あるショウを一から創り上げていきます。”とホームページに記載されていた言葉に惹かれた。
そして、11/20に”fab”はどんなショウを創るのか興味を持った。今回はfabについてと今回のショーのコンセプトに迫る。
fabについて
東京大学の学生を中心に活動している服飾サークル。
年に1~2回、ファッションショウや展示会を開催している。
服の制作、演出など全て学生の手で一から作り上げる。ただ服を作るだけではなく「服で表現する」ことが基本姿勢であり、コンセプトにこだわり、メッセージ性のある作品の制作および演出を目指している。
今年の2月には「もぬけのから」をコンセプトに展示会を開催した。
そして、今回11/20に開催されるショーのコンセプトは 「くゞる」。
頭が服をくぐる瞬間
服と人の関係は揺らぎ
独立から一体へと切り替わる
何かが何かをくぐる時
世界は揺らぐくぐることで
身体は内と外を行き来し
そこには新たな関係性が
芽生える身体と外部を巡る
いっさいの関係の始まりが
「くぐる」ことにあるならば
この行為を服に刻み付けていく私たちは
始原へ遡りながら未知へと旅をするのである
”服で表現する”ことに力を入れているfabはどんなショーを観せてくれるのだろうか。
当たり前のように ”くゞる”という行為をしているが、ここに着目して生活している人は少ないだろう。
そして、もう一つ気になるのは会場である。
下北沢ケージは、高架下に建設された3年間という期間限定の屋外施設である。フェンスに囲まれた半開放的空間でのショウはfabとしても新たな試みである。
半開放的な空間で、どう照明や音楽を使うのだろうか。
”fab”はどのように”くゞる”を表現するのだろうか。
ファッションショウ概要
タイトル:fab 12th fashion show “くぐる”
日時:2016年11月20日(日)
13:30~と15:30~の同内容の2回公演
開場は開演30分前を予定しております。
場所:下北沢ケージ(東京都世田谷区北沢2-6-2、下北沢駅南口より徒歩3分)
定員:1公演につき40名 予約制
※当日入場も可能ですが、お席をご用意する都合がありますので、ご予約をおすすめいたします。
※入場無料