繊維専門商社の株式会社ヤギが、世界初のシート状ダウン素材「THINDOWN」(シンダウン)の2017-18年秋冬シーズン向け展示会を、2016年12月7日(水)~9日(金)に東京・表参道で開催する。
THINDOWNは、ダウンをシート状に加工することにより、従来のダウンと比べ薄手ながら高い保温性や多様なデザインを可能にした革新的な素材。今回の展示会は、THINDOWNの持つ特徴と商品説明に加えて、同社がご提案するアパレル(衣料品ほか)への導入例についてもご紹介。新発想のダウン素材だからこそ実現できる、多様なファッションシーンを提案。
<THINDOWNの特徴>
【構造】
ダウン(羽毛)とポリエステルを一定割合で混ぜて、 両側面を織物で挟み込み型崩れしないように接着しております。
【特徴】
1.保温性(通常の中綿と比べて1・7倍程度の保温性能を実現、 CLO値※での比較)※CLO値:衣服着用時の快適さを数値化したもの
2.加工性(テキスタイルと同じ感覚で裁断が可能)
3.成形性(型崩れしにくく、 表地との組み合わせ次第で洗濯機の使用も可能)
【使用例】
1.中・軽衣料の最適(素材の軽さに由来)
2.嗜好に合わせたキルトデザインや、 ステッチレスな仕上げが可能に
3.表地には合繊からウールジャージーまで多様な生地の採用が可能に
さらに、特別企画として、ファッションデザイン教室「ここのがっこう」代表でwrittenafterwardsデザイナーの山縣良和氏が今回の展示会向けに特別に企画した、THINDOWNを使ったアパレル作品が披露されるそうだ。
衣服の同質化が進む中、この業界は差別化を図ることが求められている。
そんな状況の中、打開策となるのは、「クモ糸の技術」や、「NASAとの共同開発」などで多くのアパレルが挑戦を続けているように、表面のデザインの部分ではなく、素材に立ち返ることなのかもしれない。
読者の若者は、本展示会など新しい技術に触れ合うなど
ファッション業界で活躍するため、少しだけ視野を広げてみてはどうだろうか。
展示会は、一般的に関係者以外は参加できない様になっているが、やる気のある若者を、門前払いにすることはないだろう。
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<展示会の概要>
・名称 THINDOWN 2017FW EXHIBITION
・会期 2016年12月7日(水)~9日(金) 11:00~18:00(最終受付17:30)
・会場 PORTAL POINT(東京都港区北青山3-5-6 青朋ビル2階)
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