D2Cブランドとは?

そもそもD2Cとは、「Direct To Consumer」の略で、小売店などの中間業者を挟まず、SNSや自社ECを通じて製品を顧客に販売するビジネスモデルを指します。特にアパレル業界との親和性が高く、そのモデルを採用したブランドをD2Cブランドと呼びます。

D2Cビジネスでは、製品やブランドをSNSを通じて宣伝するという方法が一般的です。仲介業者を挟まないため、他の思想が介入することなく、ブランドや製品の魅力を直接顧客に伝えられます。特にインスタグラムは視覚的なブランディング効果が高く、D2Cビジネスにおけるメインのチャネルと言えるでしょう。

中間業者を挟まないメリットはほかにもあります。小売店の運営や、他社との連携のためのコストがかからないため、商品の価格を抑えることができる点です。これにより、D2Cブランドの商品は高品質・低価格を実現しています。

また、企画・製造に加え、販売も自社で行い、展示会や発送でのやり取りを通じて顧客との関係を構築しています。顧客の意見を直接聞くことができる環境にあるため、それらをブランドのさらなる成長・改善に生かせる点がD2Cブランドの強みと言えるでしょう。

D2Cブランドの具体例

「foufou(フーフー)」

“健康的な消費のために”をコンセプトにするアパレルブランドです。主にレディースの商品を扱っており、シンプルで上品かつ、手頃な洋服を展開しています。

購入方法はオンラインまたは試着会での在庫販売・予約販売のみと限られています。オンラインで商品を販売するにあたって、インスタグラムでライブ配信を行い、リアルタイムで顧客の質問に答えるなど、サイズ感やこだわりを伝えるため工夫を凝らしています。

他にも、ツイッターやnoteなどの媒体を活用して、インターネット上で数多くのファンを獲得しており、D2Cブランドの代表的な成功例と言えるでしょう。

下記の記事ではその他のD2Cブランドを紹介しています。気になる方はぜひご覧ください。

D2Cの使用例

A「自分のブランドを立ち上げたいと思ってるんだ」

B「D2Cから始めたらどう? 初期費用も安く済むよ」

D2Cの求人はこちら

そのほかにも知ってそうで知らないアパレル用語を解説しています。ご興味のある方はぜひご覧ください。

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岩田日向子(READY TO FASHION MAG 編集部)

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