気になる、アパレル業界で活躍する企業の内側。今回は、アパレルメーカーの流通やEC展開を最大化するための支援をする「Bleaf株式会社」のオフィスにいざ潜入! 


オールドスクールな看板溢れる馬喰町

2016年の設立以来、急成長し続けている会社ということもあり、アオイチ(青山一丁目)あたりにあるのかな?と思いきや、意外にもオフィスを構えているのは馬喰町。かつてはアパレル問屋街として隆盛を誇った町として知られ、その活気を取り戻せんとするBleaf株式会社がこの町にオフィスを構えているわけです。

本社は馬喰町駅から徒歩1分の距離。ですが、まずは問屋街の雰囲気を味わいたいと思いちょこっと寄り道。

浅草寺、スカイツリーに続く道は広く、空も開けた印象。

雑貨やアパレルを仕入れる総合問屋、エトワール海渡。1902年に創業した総合卸商社です。見るからにして、渋い。

これぞ問屋街といった看板がずらり並んでいます。

エトワール海峡に負けず劣らずな存在感を放っていたのが、こちらのビル。写真を撮れば半径500mくらいは黄色の色が入るんじゃないかというくらいに目立っています。

ちなみに日東タオルは、1947年に創業した老舗のタオル問屋です。

で、そのちょうど斜め向かいにあるのが、Bleafが入っているビル。

なんとも小洒落てるなと思ったら、三菱地所が提案する「新しいコンパクトオフィス」なんだそう。CMの高畑充希さんが頭をよぎりながらも、オフィスに到着しました。

社員愛溢れるヘルメットと代表取締役

看板も洒落てる…。

というわけで、いざ8Fへ。

オフィス案内役の営業部長であり人事も担当する衛藤さんと合流し(お忙しいところすみません!)、さっそく向かったのが8Fの執務スペース。白黒を基調とし、デスクのベージュがいい塩梅に差し色となった空間です。

社員数は、「BONJOUR SAGAN」の店舗と合わせて50人ほど。ちょうどこの日(8/31)は半期の棚卸しの日。部署によっては倉庫に行ったりなどして出社率が6割でした。

ちなみに急成長している会社ということもあり、昨年だけで20名弱の社員が増えたそう。Bleafさん、「イイ波乗ってんね〜」。

別の場所からもどうぞ。

デスクの島は部署ごとに分かれており、チーム内でコミュニケーションが円滑に取れるよう図られています。デスク自体も大きく、一人ひとりの作業スペースも広いのが特徴。

「椅子も意識的に選んでいる?」と尋ねると、「一番安くはない物です」と衛藤さん。「不平不満の言葉が一度も出たことがないので、とりあえず大丈夫かと」と社員思いの一面が垣間見えます。

一人ひとりのデスクの横にはヘルメットが。「やっぱり、危ないじゃないですか」と衛藤さん。経営会議で災害に対する対策として話題に上がり、設置することになったんだとか。さらに、災害時に「社員が3日分くらいは過ごせる」くらいの備蓄もあるんだそう。社員愛に溢れていますね〜。

天井は、洒落てるオフィス定番のコンクリート&配管むき出しスタイル。

左にはシックな雰囲気の冷蔵庫。右には、コーヒーメーカーと製氷機。どちらも「Daiohs(ダイオーズ)」。

執務スペースの奥にある大きな窓を開けたら、そこには喫煙者のオアシスが。

そこからの眺めも素敵! にしても、日東タオルさん、存在感強すぎ!

さらに執務スペースを覗かせていただきます。

「写真を撮っていいですよ」と衛藤さんに促されて撮影させていただいたのは、商品やルックの撮影などを担当しているクリエイティブ部署の部長、木田さん。かつては古着屋、前職は某国内最大級のファッション通販サイトに勤めていた経歴の持ち主です。 ワイドブリムハットにピンバッジをつけているあたり、確実に手練れ!

さらにさらに奥に進んでいくと…

代表取締役の大場さんを発見! エンジニアの方々がいる島(デスク)にしれっと混ざっておりました。

が、やっぱりデスクの高さが一段高いのは代表取締役だから?と尋ねると、「代表取締役が『背が高いから腰が痛くなっちゃう』って言うんですよ」と衛藤さん。矢継ぎ早に「椅子も違うのは、やっぱり代表取締役だから?」と尋ねると、「それも『腰が痛くなっちゃう』から」。なんだかほっこりするエピソードです。

ここぞとばかりに「大場さんは衛藤さんから見て、どんな人ですか?」と質問してみました。曰く、「とにかく会社が好きで、社員が好きで、事業が好きな真っ直ぐな男。愛に溢れてます」。

大場さん、素敵です。

ボンジュールサガンの発信地

お次は9Fへ。Bleafのロゴと共に、「今は誰も使っていない(衛藤さん)」自転車が出迎えてくれました。

来訪用としても使っているミーティングスペース(椅子がさっきとは違う!)。

その横には社内のミーティングで使用しているミーティングスペースが2箇所。

その横には「女子がよくランチを食べながら喋っている(衛藤さん)」、ちょっとした休憩スペースがありました。

レザーのソファは存在感ムンムン。

クッション。か、かわいい…。

さらに奥に進むと、ちょうど23AWシーズンの商品撮影を行っている撮影スペースが。ちょうど物撮りしている社員さん(右の方)を、READY TO FASHION編集部(左)がお邪魔!

以下、入手した情報をシェアしておきます。

・自社ブランド「BONJOUR SAGAN(ボンジュールサガン)」をはじめ、取引のあるアパレルメーカーのブランドの商品もここで撮影している
・撮影、画像編集はクリエイティブ部署が担当している
・1日1回の撮影で30体ぐらいのルックを撮影している
・撮影時間は基本的には朝8時から昼13時。シーズンのはじめは16時まで撮影していることも
・ECサイトに掲載されている商品説明などのテキストは別のチームが担当
・ルックのスタイリングはブランドからの要望もあるが、基本的にはクリエイティブ部署自ら行っている
・23AWのトレンドアイテムはレザー

クリエイティブチームの汗の結晶は、ボンジュールサガンのECサイトでご確認を!

その横には撮影で使う備品がずらり。

さらにその横には、2箇所目の撮影スペースがありました。

先ほどのスペースより光の入り方がよく、こちらでは主にインフルエンサーを招きルックなどを撮影しているそう。

クリエイティブ部署の社員の方椅子について説明

こちらは撮影で使っている備品。左にあるのは「古着屋出身の方から譲り受けた」という椅子です。備品へのこだわりにも余念がないですね〜。

というわけで、最後は当ビル共有のスペースである屋上へ!

社員間の交流深まる屋上

気持ちいいーー! 馬喰町はこれといって目立つ高いビルがなく、景観が綺麗なんです。

ここは、当ビルの方々が休憩などで使うスペース。ただし夏は暑すぎて、Bleafの社員さんも使うことはないとのこと。

たしかに地上より太陽が近いことも相まって、暑かったです(この日の気温は34度!)。

が、それ以外の季節に昼寝するのには最高〜!

事実、過ごしやすい日にはBleafの社員さんも昼寝しているのだそう(画像はイメージ)。

東京スカイツリーも発見。いやはや、眼福の極みですね。

ちなみ隅田川の近い立地にあって、今年は社員さんが集まり隅田川花火大会を眺めたそう。「眺めはいかがでしたか?」と尋ねると、「ギリ、見えない」と衛藤さん。

ま、社員みんなで、その雰囲気を味わいながらお酒を楽しめるだけでもいいですよね!

そんなBleafさん。社員同士の交流が活発なようで、よく飲みに行くこともあるのだそう。急に誘った際の出席率も「ほぼ断る人はいない」のだとか。

Bleaf株式会社 衛藤さん提供

そんなつながりが強い会社の、昨年の社員旅行のお写真を拝借。場所は石垣島旅行です! なんともうらやましい限り。

オリジナルで作成した「BONJOUR SAGAN」の「BONJOUR」の文字が入ったお揃いのTシャツを着て、実に楽しそう。ちなみに今年は北海道へ行く予定とのことですよ!

そんなBleaf株式会社では、様々なポジションで人材を絶賛募集中。興味のある方は、ぜひジョインを!

Bleafの求人情報を見る

おまけで、去る2023年8月にオープンした「BONJOUR SAGAN」西銀座店の写真もお届けします!

オープン当日にその様子を見に行った代表取締役・大場さんによると、「今見てきたけど、うちが1番混んでて興奮しました」そうですよ。また衛藤さん曰く、「予算の2,3倍以上の売上で推移しており、逆に商品点数が足りなくてあたふたしている」ほどの盛況ぶりとのこと。いやはや、嬉しい悲鳴とはこのことですね。

READY TO FASHION MAG 編集部

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