2017年4月24日、同志社大学のファッションサークル「neuf(ヌフ)」がファッションショー『GALAXY』を開催。同サークルは服のデザインから製作、ショーの企画、運営まで、全て学生自身で行う。年3.4回のショーを行っており、学内にとどまらず、他大学や学外でも活動している。ショーを通して多くの人々に驚きと楽しみ、また自分の中にある世界観を誰かに伝えたいという思いで活動しているそうだ。
今回行われたショーのテーマは「GALAXY」。聞いていたミュージックからインスピレーションを受け、無機質でクールな宇宙を表現。代表の岡田さんに話を伺ったところ、「今までのフェミニンなイメージを変え、これまで団体としてやってこなかったことをやりたかった」とコメント。ファッションショーでは、まずメンズの帽子から始まり、個性が光るデザインに注目を集め、服だけでなく、アイテムを目立たせる演出が特徴的。
メインのショーでは、宇宙をイメージさせる照明とミュージックが合わさった神秘的な空間の中に、寒色系、黒、シルバー、異素材を使用した衣装が登場。宇宙空間を模した空間に現れた衣装は、素材によって煌びやかにもなりミステリアスにも変化し、見ている人を飽きさせない演出だった。
ショー終了後、モデルとクリエーターたちが会場に並び、訪れた人々とコミュニケーションの場が設けられた。そこで自然と出ていた笑顔と和やかな様子が、ショー中とは違うムードを生み出していた。“ショーをただ見せる“のではなく、その場で作り手のこだわりや考えを伝える時間を設けることは、ファッションを通じたコミュニケーションの重要性を感じさせるものだった。
一人ひとりが楽しみながら、一からショーを生み出している同志社大学の学生団体「neuf」。これからもどんな世界観を生み出していくのか、注目したい。
【同志社大学「neuf(ヌフ)」】
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