シリコンバレー発オンラインカスタムシャツブランド、「Original Stitch(オリジナルスティッチ)」を展開するオリジナル社が、“3Dデザインシステム“で世界初となる特許を取得した。この技術によって、選んだデザインを画面上で即時に反映し、”リアルよりリアル”なオンラインカスタム体験が可能になる。

Original Stitch(オリジナルスティッチ)とは

シリコンバレーで働くエンジニアの「服を買いに行くのが面倒くさい」という思いを出発点に生まれたサービス。計10億通りのカスタマイズが可能で、カジュアルシャツ、フォーマルシャツなど様々なシャツを自分好みに最短5分でオーダーすることができる。

将来的にはドレスや靴などのアパレル製品から車を含む大型製品など、 他商材のカスタムサービスの発展を後押しを視野にしているそうだ。

テクノロジーの力で、成功パターンを抑える

先日、以下の記事でも紹介したが、ファッション/アパレル業界では、ある成功パターンが存在する。

参考記事:胸の大きい女性に特化したブランドの戦略から、ファッション業界で必要なことを考える。

①一つの分野で突出する「カテゴリーキラー型」
②認知を拡大させる「SNSでシェアされやすい施策」
③どこでも販売できる「オンラインストア(EC)」への誘導
④ユーザーへの体験「パーソナライズ」

詳しくは、記事を参考にして頂きたいが、ざっと上記の4点と述べた。そこで、本記事で紹介した「Original Stitch(オリジナルスティッチ)」の戦略を上記に当てはめてみると、しっかりと成功パターンが抑えらていることがわかる。

①シャツに特化
②”10億パターン”や“3D”という技術での興味喚起
③オンラインで完結
④オーダーメード&カスタマイズ

成功パターン+α?

さらに、この技術が、シャツだけでなく靴やカバン、ひいては車にまで発展する可能性を秘めているというのだ。一つのサービスで、安価に拡大すること/横展開できるのというITの良さも活用されている。このように分解してみると「Original Stitch(オリジナルスティッチ)」には、「成功パターン+α」戦略が隠されている。

ファッションを目指す若者は、今後、どんな会社が成長するのか、そしてその中で、自分がどのような関わり方をしていくのか、上記のパターンを参考にすると良いかもしれない。また、ファッションを”衣服”としてのみ縛られるのではなく、「作る」〜「広げる」まで視野を広げて、可能性を探ってほしい。

「Original Stitch(オリジナルスティッチ)」公式サイト: https://ja-jp.originalstitch.com/?utm_source=google.co.jp_organic&utm_medium=organic

READY TO FASHION MAG 編集部

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