あなたが身につけているその服やアイテムを選んだ理由をすぐに説明できますか?流行に流されがちな今だからこそ今一度立ち止まって考えてもらい、自分の選んだアイテムに自信を持てるようになってもらいたいという連載企画「“知る”もファッションのうち。」第三弾は毎シーズン数多くのブランドとコラボレーションして、世界中を魅了する赤色のボックスロゴの有名なストリートウェアブランド、「Supreme(シュプリーム)」について、インターンAが調査してきました!
シュプリーム
先日ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)とシュプリーム(Supreme)のコラボレーションコレクションが期間限定で発売されました。この異色のコラボを求めて初日には7500人以上の行列ができたということ・・・。そんなシュプリームは今までにも多くのブランドとコラボしてきました。バンズやナイキ、ノースフェイス、リーバイスからコムデギャルソンまで!!また、ブランドだけでなく著名人とのコラボまであります。
そんなイケてる、シュプリームですが、みなさん何も知らず人気だから・・・という、いつものお決まりの理由で身につけているのではないですか?そもそもみなさんは「Supreme」という単語を知っていますか???ここで意味あるの?と思ったあなた!甘いですよ!!今回も私、インターンAが居ても立ってもいられず、原宿でシュプリームを身につけている若者たちにインタビューしてきました!
interview
早速、白黒のSupremeの文字が目立つ男性を発見!!私はすかさず質問を投げかけました!
インターンA 「シュプリームの単語の意味知っていますか?」
原宿人A「えっ!そもそも意味あるんですか・・・考えたことないです・・・。」
インターンA 「英語なので意味ありますよ!(やっぱり知らないか!予想どおりだ)」
原宿人A 「うーん。えええ。。。気合いとかですかね。。。」
インターンA 「残念ですが気合いという意味ではないです・・・。ありがとうございます!」
続いてシュプリームのリュックを背負っている男性に質問を!!
インターンA 「シュプリームの単語の意味知っていますか?」
原宿人B 「意味ですか。。。え、スパーミー!!じゃないですか!」
インターンA 「残念ながら、スパーミーという意味じゃないです・・・。(おいおい笑! Supre(スパー) me(ミー)ときたか笑 逆に納得だわ。。。)」
そして、シュプリームで購入したてホヤホヤの少しテンションの高めの男性を発見!彼の返答は・・・。
インターンA 「シュプリームの単語の意味知っていますか?」
原宿人C 「わかるよ!最高だろ!!!」
インターンA 「大正解です!!!(感動〜〜〜わかる人いた〜〜〜〜!!!)では、どんなところが好きですか??」
原宿人C 「デザインが良いところ!あとはインスタに投稿されるスケーターもかっこいいし、昔からあるブランドだからね!!やっぱり最高だね!!」
インターンA 「ありがとうございます!最高ですね!!!(これが真のシュプリームファンですな!)」
今回、原宿での突撃インタビューの結果ですが、意味も知らずきていた方もいればしっかり意味を理解してきている人もいました。
ブランドの名前の意味も知らなかった、あなた!この記事を通じてしっかり覚えましたか?もう一度おさらいしましょう!
「Supreme」(形容動詞/ナ形容詞)
【シュプリーム】
(地位・権力など)最高位の、最高権威の、(程度・品質など)最高の、最上の、最優秀の、絶大の、極度の、この上ない、非常な、最後の
身につけて文字も掲げているに知らないなんて恥ずかしいですよ!そして、声をかけさせてもらった皆さんにシュプリームの魅力を聞いてみるとみなさん第一声に「デザイン性」について語ってくれました。やはりシュプリームはみなさんの心を鷲掴みできるものを持っているのですね!!と、前置きも長くなりましたが、ところでシュプリームとはどんなブランドなの??と気になってきたというところでしょう!簡単にご紹介します!
commentary
シュプリームは、ニューヨークでオープンしたストリート・ブランドです。
1994年、創設者であるJames Jebbia(ジェームス・ジョビア)がニューヨークのラファイエットストリートにスケートショップをオープンしたのがシュプリームの始まりです。
元々、ジェームスは1989年にセレクトショップUNIONをニューヨークに出店していました。そこでShawn Stussy(ショーン・ステュ-シー)と出会い、STUSSY(ステュ-シー)のNY店を二人でオープンしたのち、スケーターの為の専門ショップを作りたいとなり誕生したのが「Supreme」シュプリームです。
先ほど皆さんが覚えた「Supreme(最高、最上、至高)」という単語ですが、これがブランド名になったのは意外にも、設立者のジェームスが当時付き合っていた彼女が何の気なしに書き出してた「Supreme」文字にピンと来たからだそうです。もっと深い意味でもあるかと思ったら意外ですよね。でもこのピンときた感じで名前をつける感じもなかなか面白みがあっていいですね。他にはどんな言葉が書き出されているかも気になりますね。この言葉が違っていたらブランドの雰囲気もガラリと変わっていたかもしれませんから。
また、シュプリームと言えば目に止まる赤いボックスロゴ。実は、このロゴデザインには元ネタがあったのです!その発想の元になったというのは、アメリカの女性アーティストのバーバラ・クルーガーの有名な作品で、フランスの哲学者ルネ・デカルトの名言「I think therefore I am(我思う、ゆえに我あり)」のパロディアート「I shop therefore I am(我買う、ゆえに我あり):1987年作品発表」だそうです。設立者のジェームスが、バーバラ・クルーガーの本をデザイナーに見せて、複数パターンのロゴデザインを作成させたそうです。
editors view
さて、連載「“知る”もファッションのうち」第三弾はシュプリームについて、簡単に紹介をしましたがいつも身につけているシュプリームにより愛着が湧いてきませんか?そして、これからシュプリームを購入するときは最高な気分で購入してもらえれば嬉しいです。今は検索をかけたらなんでも出てくる世の中です。せっかくだからあなたの購入しているものを調べてみるのはどうですか?新しい発見があるかもしれません。見た目だけ敏感なファッション好きでも良いですが、知るというファッションの体験も違った面白さがあるかもしれませんよ。
Taxt&illustration : Akari.K ( READY TO FASHION MAG 編集部 )