2017年9月9日、関西の服飾6団体による「関西服飾団体合同ショー2017」が同志社大学で行われた。テーマは「party casual to formal」。

6団体が架空のPARTYを開催し、観客を招待するというストーリで、各団体のオリジナリティーが存分に見られる華やかなルックが並んだ。今回のレポートでは、全6団体の各代表に聞いた、ショーで注力した部分を紹介しながら、ルックの写真を中心にお届けする。

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kalon 関西学院大学】

アフリカのサプールをイメージしたジャケットスタイルをメインに制作。十人十色のカラフルなルックが並んだ。

neuf 同志社大学】

クラシックの音楽が流れているかようなシックなパーティーをイメージして制作された衣装は、チュールや光沢のある素材を使用した気品の溢れるものに。

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wiθ 関西学院大学】

衣装は黒を基調とした渋い色を使い、優雅な印象を与えた。特定のイメージに拘らず、それぞれのルックはフォーマルからカジュアルまで幅広く表現された。

M2gk 関西大学】

kalonと同様に、サプールをイメージして作成された衣装はメンズとレディースで差別化。ジャケットスタイルのメンズと、ひざ下丈でウエストを絞った古典的な形のワンピースを表現したレディースに統一された。

sheep 神戸大学】

パーティーはドレスにスーツではなく、もっと自由な表現があっていいはず。その言葉通りに、ルックでは若者のパーティーの固定概念に対する反骨精神のようなものを感じるものになった。フォーマルなスタイルではなく、今の若者のリアルなスタイルが表現された。

C4 立命館大学】

編み物をメインに作ったというC4は他の団体とは違うユニークな視点で製作された。自分たちの作りたいものにイメージを寄せていく、という彼らのコンセプトから生まれたデザインとなった。

【最後に】

今回のショーの責任者である樋口さんが「世界観がありながらも自由に表現できるショーを作りたかった」という想いの通り、各団体に多種多様な表現が見られ、見たきた人はまさにこの華やかなパーティーに魅了された客人となっていた。

またこのショーを鑑賞して、それぞれの団体が時間をかけ、考え抜いて作ったステージには大きな熱気や魅力があり、これを表現する場所や伝える媒体があることの大切さを感じた。これからの関西の服飾団体のショーに期待すると共に、今後の各団体の活躍を応援していきたい。

Text: D.Miyauchi (READY TO FASHION MAG編集部)
Photo:K.WAKI/D.Miyauchi

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