世の中の花粉症持ち就活生の皆さん、こんにちは!この季節は花粉症によりマスクを手放せない吉田です。

この苦しみは花粉症の人としか分かち合えないと思いますが、集中力も切れがちで本当につらい…。

が、就職活動は待ってくれません。まさに皆さん活動の真っただ中ですね。

先日、某大学の学生団体より依頼を受け、就活アドバイスのセミナーに参加してきました。

参加した学生の皆さんがとても熱心に話を聞いていたので、何とか力になってあげたいな…と思ったわけですが、その中で一番多かった相談内容は「自己PR」についてでした。連載の第3弾は、今回は「自己PR」についてお答えしていきたいと思います。

自己PRにおける勘違い

自己PRについては、転職のお手伝いをしている中でも多くご相談をいただく事も多々あり、その内容を間違えて捉えていらっしゃる方も多いのですが、主に下記2つの勘違いパターンが多いです。

・積極的に強気でアピールする(ガツガツアピールする)

・所属している団体自体をアピールだと思っている

結果として、

「私はそんなにガツガツ話をする(できる)タイプではないしなぁ。そういうの苦手だな。」とか

「特に部活もサークルにも所属してないしなぁ」とか

「特に特徴的なアルバイトをしてたわけではないしなぁ。」っていう事になって、
何をアピールして良いのかわからない人、多いと思います。

でもこの考え方、そもそも間違っているんです。

考えてもみてください。皆が皆ガツガツした人ばかりの会社、嫌じゃないですか?そしてそんな会社あると思いますか?
もしあるとしたら私は絶対に入りたくないですね。笑

人それぞれ個性がありますし、ガツガツアピールした人だけが合格しているわけではないです。むしろ、主張が強すぎてマイナス印象になることだってあります。

そして、例えば部活動を最後までやり通したとか、厳しいことで有名なアルバイトを経験した等、もちろんそれ自体も素晴らしい事なんですが、残念ながらそれだけがアピールになるわけではないんです。

どこに所属していたか、ではなく、何をしたか

自己PRとは、自分らしさ(持ち味、客観性、価値観)と実績(周囲や自分にどういう影響を与えたのか)です。

例えば部活動を例に挙げるとするならば、

・なぜその部活をやるという選択をしたのか

・その団体の中でどんな役割を担ってきたのか

・自分の存在がその団体にどういう影響を与えたのか

・その中で得た気付きは何か

・自分自身にどんな変化(成長)があったのか

これらのエピソードが出揃って初めてその人らしさや実績が見えてきます。

そしてこれは部活動だけではなく、例えば友人グループでのエピソードであったり、自分一人で挑戦をした何かでも構いません。

自分ならではのエピソードをまとめる

今、企業が求める人材にも変化が出てきていて、主体性(自立性)を強く求める企業が増えてきています。

学生時代の自身を振り返り、下記のポイントについて整理して自分ならではのエピソードをまとめてみてください。

それがきっとあなたの自己PRに繋がるはずです。(一人では思いつかない場合は、あなたを良く知る人に聞いてみるのもお勧めです!)

・学生時代を通じて一番自分が成長したと思う事

・その成長は何の影響が大きいか。

・なぜその行動を取ろうとしたのか

・周囲(家族、友人など)からの反応は

※最近の採用トレンドとして「巻き込み力」を見ている企業が増えているので、何か周囲を巻き込んで動いたエピソードがあると尚良いです。

どんな人にでも必ずその人ならではの持ち味があります。

そして、その持ち味を欲する企業も必ずあるはずです。

是非学生時代の自分にスポットを当てて、自分の強みと良さを整理してみてください。

その過程で何かあれば、質問もお待ちしてます!

質問はこちらから:https://naoyayoshida.sarahah.com/

この連載は皆さんからの質問にお答えする形で進めていきます。是非お気軽にご質問ください。

【注意事項】質問頂いた内容は、連載内でご紹介させていただく場合もございます。 また、全てのお問い合わせに関しまして、お答えできかねますのでご了承ください。

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吉田直哉

ファッション業界への就職を目指し、新卒でバーニーズジャパンに入社。 その後リクルートエージェント(現リクルートキャリア)にて様々な業界における転職支援、採用支援を経て、現在はファッション業界のヘッドハンターとして活動しつつ、ファッション業界におけるキャリア教育、コンサルティング業務、コミュニティー企画・運営など幅広く活動中。