ファッション・アパレル業界におけるインターンシップでは、販売職の体験ができるプログラムだけでなく、バイイング体験や商品企画など人気職種のプログラムも開催されています。

実際の業務を体験することによって志望する業界・業種への動機も明確になり、入社後のミスマッチを防ぐことができるのがインターンシップのメリット。

ひとくちにインターンシップと言っても、説明会形式で行われる1dayのものから実践的な業務を行う長期インターンシップまで様々あります。どんなインターンシップに参加すれば良いかよく分からないという方も少なくないかと

この記事ではアパレル業界に特化した求人サイト「 READY TO FASHION」に掲載している求人の中から、おすすめのインターンシップを形式別にご紹介していきます。人気企業のインターンもご紹介しているので、ぜひご覧ください!

インターンの募集一覧

【形式別】おすすめアパレルインターン企業9選

インターンシップはプログラムの内容だけでなく、どのくらいの期間働くのかも企業によって様々。

ここからは、実際に企業で開催しているインターンシッププログラムをインターンシップの開催形式別でご紹介します。各詳細ページからはエントリーも可能なので、気になるインターンシップがあればぜひ応募してみてください。

※インターンの他、アルバイトの求人を含むことがあります

1.業務体験型

業務体験型のインターンシップは、企業見学や短期での業務体験を行う形式のものです。説明会などでは伝わりづらい業務内容を簡単に理解することができます。
例)接客・販売などのロールプレイング体験

アイア株式会社 3種類の1dayインターンシップ

アイア株式会社は、「LOUNIE(ルーニィ)」「Stola.(ストラ)」「COCO DEAL(ココディール)」「LILLIAN CARAT(リリアン カラット)」の4つのレディースブランドを展開しているアパレル企業です。

同社では、3種類の1day仕事体験のインターンシップを開催。アイアの裏側に潜入する体験型の1dayインターンシップだけでなく、商品企画や販売についてのセミナー型のオンラインインターンシップも行われています。

企業のことだけでなく、アパレル業界に通ずるスキルを1日でサクッと学べてしまうのがポイントです。

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2.セミナー型

セミナー型のインターンシップは、説明会よりも一歩踏み込んだ形式のインターンシップ。企業によっては、セミナー後に社員との交流の場や質疑応答時間を設けている場合もあり、現役の社員から実際の詳しい話を聞くこともできます。
例)現役社員の座談会

土屋鞄製造所の職種別3daysサマーインターンシップ

株式会社土屋鞄製造所は、1965年にランドセルづくりから始まった鞄ブランドです。オリジナルブランドでの皮革製品を中心としたランドセル、鞄・小物の企画・製作、及び販売を行っています。

インターンシップでは、ビジネス職と販売職に向けたセミナーをそれぞれ開催。

ビジネス職向けのインターンではブランドの根源や本質を問うセミナー、販売職向けのインターンでは自分自身の販売戦略を考えるセミナーとなっており、企業のインターンシップとは思えないほど、具体的な内容なのが魅力的です。

各プログラム、オンラインとオフライン開催があるので希望の日程を選んでご参加いただけます!

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3.課題突破型(ワークショップ型)

課題突破型(ワークショップ型)のインターンシップは、業務に関連したテーマが与えられ、それに対する解決策についてグループワークやディスカッション、プレゼンテーションなどを行うプログラムのインターンシップです。発表内容について、社員からフィードバックを貰える場合もあります。
例)ファッション・アパレル業界の問題に関するディスカッション

ミラノ発のレザーブランド「BONAVENTURA」のワークショップ型インターンシップ

BONAVENTURA株式会社は、最高級皮革を使用した革小物ブランド「BONAVENTURA(ボナベンチュラ)」を運営する会社です。

特にiPhoneケースはトップブランドとして広く認知されており、対2022年比130%の成長を見せています。

インターンシップでは、商品企画やマーケティングに関するグループワークを実施。アパレル業界のことはもちろん、「BONAVENTURA」についての知識を体系的に深められます。

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4.実践型

実践型のインターンシップは、実際に企業に通って業務を行う形式のインターンシップです。数日間のものから中長期にわたって行うものもあります。

例)商品企画、店舗での接客・販売

トゥモローランドの長期インターンシップ|月1回の1 dayインターンシップも

株式会社トゥモローランドは、「TOMORROWLAND(トゥモローランド)」や「SUPER A MARKET(スーパーエーマーケット)」などのセレクトショップや人気自社ブランドを運営する会社です。

同社では、販売員としての長期インターンシップを開催しています。大手のセレクトショップで長期インターンシップを経験できる貴重な機会なので、トゥモローランドが好きな25卒の学生の方はぜひチャレンジして頂きたいプログラムです。

長期でのインターンシップが難しいという方には、同じくトゥモローランドで開催している1dayインターンシップがおすすめ。トゥモローランドについて深く知るきっかけになります。

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淡色系ブランド「Eaphi」の実践型本格インターンシッププログラム

2022年8月にオープンしたばかりの淡色系アパレルブランド「Eaphi(エフィ)」を運営する株式会社imle。

同社のインターンシッププログラムは、プレス業務や企画立案など運営に関わる業務全般を行える本格的なインターンシップです。

新進気鋭のブランドだからこそ、他の企業では経験できないことを学べる環境ではないのでしょうか。アパレル業界の本社職に興味をお持ちの方はぜひ応募してみてください!

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フットウェアブランド「OAO」マーケティングインターンシップ

「OAO(オーエーオー)」は、上質で快適なフットウェアを開発・販売するD2Cブランドです。2020年に創設され、履きやすさと高いデザイン性を兼ね備えたアイテムを生み出しています。

インターンシップの内容は、店舗やポップアップイベントでの販売・接客業務や、カスタマーサービス業務、SNSコンテンツ作成など、販売からマーケティングの領域まで幅広いです。

新進気鋭のブランドで実践的なスキルを身に着けたい方におすすめです。

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小嶋陽菜プロデュースブランド「Her lip to」の動画編集インターン

小嶋陽菜がプロデュースを手がけるアパレルブランド「Her lip to(ハーリップトゥー)」。

「Her lip to」においてはインフルエンサースタッフなども多数活躍しており、各ブランドの総フォロワー数は約26万人に上ります。

そんなSNSの発信に注力する「Her lip to」では、動画編集のインターンシップを募集中。シーズンやイベントに合わせた動画コンテンツの企画や撮影、編集などのクリエイティブ制作実務を学べます。

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「eimyistoire」のプレスインターンシップ

株式会社DOT ONEは、D2Cブランド「eimyistoire(エイミーイストワール)」「CREDONA(クレドナ)」「anuans(アニュアンス)」の3ブランドを展開しています。

2020年に設立された若い会社ですが、わずか2年でEC初動売り上げの日本歴代記録を打ち立てるなど、D2C領域で早くも存在感を見せています。

インターンシップの内容は「eimyistoire」のプレス業務。ルック撮影やSNS運用、ポップアップや展示会の企画と実施など、プレスの幅広い業務を体験できます。

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様々な領域でPRのコンサルティングを行う会社TUTTI FRUTTIのインターンシップ

「TUTTI FRUTTI(トゥッティフルッティ)」はファッション、アート、音楽、アイウェア、飲食、ホテルなど多様な領域でPRのコンサルティングを行う会社です。

これまで「STARBUCKS(スターバックス)」や「Zoff(ゾフ)」などとの取引実績も。

「TUTTI FRUTTI」では、イベントやコラボレーションの企画と実施、マーケティング戦略や施策プランの策定など、PRやマーケター担当ならではの実践的な内容が並んでいます。

また、同社はアパレル以外の業界の案件も請け負っているため、アパレル業界に限って就活をしていない方におすすめです。

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そのほかにもインターンシップの募集情報を掲載しています。大手はもちろんのこと、中にはアルバイトとして実践的な経験を積める企業の情報も掲載中。下記ボタンよりぜひご覧ください。

インターンをもっと見る

アパレル インターンシップに参加することのメリット

ここからは、インターンシップに参加することで得られることなどをご紹介していきます。

企業やブランドと直接関われる機会。インターンシップを存分に活用していきましょう。

自分の強み・適正・課題を発見できる

自分の強みを発見し、志望動機や今後の選考に活かせます。

また、企業の社員からアドバイスをもらえることも。自分がアパレル業界で働くには何が足りないのかを再認識できる機会になります。

エントリーシートの志望動機や面接の内容も人事が納得するような深みを与えることができるでしょう。

理想とのギャップを埋められる

華やかなイメージを持たれやすいアパレル業界ですが、心身共にハードな側面もあります。そのため、理想と現実のギャップが大きく、入社後にモチベーションが下がって早期退職につながってしまう場合も。

説明会では実際の企業の雰囲気が分かりづらいため、社内の雰囲気を直接体感できる場としてインターンシップを活用し、入社前後のギャップを無くしていけると良いかもしれません。

ファッション・アパレル業界志望の他学生と交流できる

アパレル業界を志望する学生と交流し、繋がりを持てます。他学生とリレーション構築することによって、企業や選考の情報を共有してもらえることもあり、積極的に関わりを持つといいかもしれません。

また、インターンシップに参加することによって、アパレル業界で活躍する先輩社員との繋がりもできます。アパレル業界に関わる人たちと広く人脈を築くことで、就職活動に関する相談もでき、リアルな情報を得ることもできるしょう。

選考時に印象を残しやすい

インターンシップはあくまでも、仕事理解のために企業が提供する場。インターンに参加しなかったからと言って、本選考に不利になることはありません。

ただ、インターンシップ参加時には現役社員とコミュニケーションを取れるため自分の印象を残せることもできます。

それだけでなく、インターンシップに参加していることで熱意が伝わったり、アパレル業界に関する知識やスキルがある程度身についていると判断されたりするので面接時にも好印象を与えやすいなど、有利さもあります。

アパレル インターンシップの服装ってどうする?

いざ、アパレルのインターンシップに参加しようとした際にどんな服装がいいの?と思う方も少なくないのではないでしょうか。

「READY TO FASHION」編集部では、アパレル業界を目指す学生やアパレル企業の人事の方に、アパレル業界の就活で面接を受けるときの服装に関する本音を調査。リアルな声を聞いてきました。

この調査は、あくまで就活での面接の服装に関するインタビューですが、インターンシップに参加するにあたっての参考にもなると思うのでぜひご覧ください!

アパレルの人事の本音は?

アパレル人事の方に面接の際の服装についてインタビュー調査を行ったところ、「私服その人らしさを見たい」という意見が多い結果になりました。

「選考企業の取り扱いブランドを着なくてはならないかというと、そんなことはまったくないです。それよりもご自身らしさを出すことが大事です。例えば面接時には、そのコーディネートに対するこだわりや考えがしっかり説明できればいいと思います(某大手セレクトショップ人事)」

「スーツだとあなたらしさを表現できないというわけではないですが、私服のほうが表現の幅が広いと思います。その意味で、あなたらしさを表現するツールとして私服で面接に挑むことをおすすめします(某セレクトショップ人事)」

ここでは紹介しきれない人事の方の意見などは下記記事からご覧いただけます!詳しい内容を知りたい方はこちらの記事も参考にしてみてください。

面接先のブランドアイテムを着用する学生が約6割

アパレル業界を目指す学生に「面接ではどんな服装で参加するか」というアンケートを取ったところ、私服で参加する学生が6割という結果になりました。

理由としては、「自分が働いているイメージをアピールできるから」という回答が最も多かったです。

また私服で参加すると答えた学生のうち、面接先のブランドのアイテムを着用すると回答した学生は約7割と高い結果になりました。

理由は「企業へのアピール」がほとんど。「入社の熱意や志望度の高さ、ブランド愛をアピールする」といった意見が見られました。

アパレルのインターンシップ募集情報

ファッション・アパレル業界に特化した求人サイト「READY TO FASHION」では、アパレルのインターンシップの求人を多数掲載しております。アルバイトに近い長期インターンなど、学生だけでなく幅広い方が挑戦できる求人もありますので、アパレル業界に興味のある方はぜひご活用ください!

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三谷温紀(READY TO FASHION MAG 編集部)

2000年、埼玉県生まれ。青山学院大学文学部卒業後、インターンとして活動していた「READY TO FASHION」に新卒で入社。記事執筆やインタビュー取材などを行っている。ジェンダーやメンタルヘルスなどの社会問題にも興味関心があり、他媒体でも執筆活動中。韓国カルチャーをこよなく愛している。

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