アパレル ニュース

アパレル業界を目指す方、また現に働いている方のために、アパレル業界の最新動向を知ることができるニュースをピックアップする月刊連載企画「編集部が気になるアパレル業界ニュース」。

今、アパレル業界ではどんなトピックがホットなのかを知ることで、企業選びや職種選び、面接対策などで役立つこと間違いなしです!ぜひご覧ください。

ZARAとMAISON SPECIAL コラボコレクションを発表

出典:FASHIONSNAP

「ZARA(ザラ)」が「MAISON SPECIAL(メゾンスペシャル)」とのコラボ商品を発表しました。

コンセプトは「NEW MIX FASHION」。ウィメンズは、デニムとメタリック素材を掛け合わせたアイテムや、カラーやジャージ素材を活かしたアイテムが特徴で、「MAISON SPECIAL」のハイエンドな雰囲気を纏ったコレクションに。

メンズはダークトーンのデニムやニットにゆったりとしたシルエットの商品がラインナップ。

今夏、映画『Barbie(バービー)』にインスパイアされたコラボ商品を発売し話題になった「ZARA」ですが、日本のブランドとコラボ商品を発売するのは今回が初めて。

世界的に人気を集めるファストファッションブランドと、10代〜20代を中心としたファッション好きから支持される国内ブランドとのコラボレーションが今後どのように盛り上がっていくのか注目です。

参考:ZARAがメゾン スペシャルとコラボ、キッズサイズも用意

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イヴ・サンローラン没後初の大回顧展が開催

出典:WWD JAPAN

「イヴ・サンローラン展 時を超えるスタイル」がイヴ・サンローラン美術館パリの協力のもと9月20日から国立新美術館で開催されています。

本展示会は、「Yves Saint Laurent(イヴ・サンローラン)」の没後、日本で初めて開催される大回顧展。自身のブランドとしての初のコレクションやルックの他、バレエや演劇・映画などの舞台芸術作品も展示。

クリスチャン・ディオールのアシスタントを務めた19歳の時からディオールのオートクチュールに就任した主任デザイナー時代、26歳で自身のブランド「Yves Saint Laurent」を立ち上げるまでを12章にわたって追体験することができます。

20世紀のファッションを創り上げたイヴ・サンローランの歴史にぜひ触れてみてください!

参考:「イヴ・サンローラン展」開幕 没後日本初となる大回顧展の12の見どころ

アダストリア、審判着を提供

出典:PR TIMES

株式会社アダストリアが、日本男子プロバスケットボールに協賛パートナー「B.LEAGUE SUPPLIER」として就任。2023〜24年シーズンで着用を開始する公式レフリーウェアとテーブルオフィシャルズのウェア、計6アイテムを提供するそうです。

精神的・体力的にも負担が大きいため、「B.LEAGUE」のレフェリーは狭き門。またレフリーの多くは別に本業があり、その傍で活動しているという現状があります。

この現状に対して、ファッション×スポーツの新しい価値創出と、スポーツに関わる全ての人たちの価値向上を目指すために今回の取り組みがなされました。

レフェリーウェアは「niko and…(ニコアンド)」の都市型スポーツウェア「NUMERALS(ヌメラルズ)」の商品をベースに制作。ストレッチ性や速乾性といった機能面だけでなく、コート上でより一層引き立つスタイリッシュなデザインが採用されています。

アパレル企業がプロスポーツトップリーグの公式レフリーウェアを手がけるのは、業界で初めて。アパレル企業同士の協業も活性化に欠かせない動きですが、業界を超えたコラボレーションが活発化していくとアパレルとしての矜持をさらに示していけそうです。

参考:「アダストリア」×「B.LEAGUE」日本‘’初‘’ライフスタイルカジュアルファッション企業が手掛けるプロスポーツトップリーグのレフェリーウェアが誕生!

韓国ファッションのECプラットフォーム「nugu」初の実店舗オープン

出典:繊研新聞社

メディケアラブス(韓国・ソウル)のECプラットフォーム「nugu(ヌグ)」が9月14日、ルミネエストに初の店舗をオープンしました。

「nugu」は日本で約60人のインフルエンサーと連携し、各インフルエンサーがディレクターを務める小規模のブランドを集めたECサイトです。

月額の売り上げは3億5000万円で、日本公式インスタグラムのフォロワー数は56.2万人(2023年9月末現在)。韓国ファッションの流行やインフルエンサーマーケティングの影響を受け、急成長を遂げています。

これまでも伊勢丹新宿店や阪急うめだ店など、全国の大型商業施設で計12回のポップアップイベントを開催してきましたが、ルミネエストの実店舗オープンの日も多くの人が行列をなしたそう。

そんな今注目を集める「nugu」。9月末からは「ADAM ET ROPE’(アダムエロペ)」や「Discoat(ディスコート)」とのコラボ商品も販売する予定です。実店舗の導入に踏み切った「nugu」の今後にも注目。

参考:韓国発EC「ヌグ」、ルミネエストに初の常設店 日本企業との協業商品も販売

nuguの求人一覧を見る

コラボ、デビュー満載のミラノ・パリコレコレクションが開催

出典:繊研新聞社

コロナ禍前の活気を取り戻しつつあるファッションウィーク。9月下旬から10月上旬にかけてミラノコレクションとパリコレクションが開催されます。

今回のミラノコレクションは、コラボレーションやデビューコレクションが多いのが特徴。「MONCLER(モンクレール)」とファレル・ウィリアムスとのコラボコレクションや、「MAX&Co.(マックス アンド コー)」とアートディレクター兼インフルエンサーのソフィア・サンチェス・ドゥ・べタックによるコラボカプセルコレクションをはじめ、

デザイナーのカロライン・ヴィットや、その他4ブランドが初参加します。

「TOM FORD(トム フォード)」からは「GUCCI(グッチ)」出身の新クリエイティブディレクターによるデビューコレクション、そのほか「GUCCI」や「BALLY(バリー)」などでも新デザイナーのデビューコレクションが発表されています。

パリコレクションでは、合計108のブランドが参加。「Marni(マルニ)」が初めてパリでショーを開くなど、パリコレならではの多様な顔ぶれでファッションウィークを盛り上げているようです。

各ブランドの最新コレクションをみなさんもぜひチェックしてみてください!

ハイブランドで働くことに興味のある方は【ハイブランドの店員になるには? 必要なスキルや向いている人の特徴を解説】の記事もご覧ください!

参考:24年春夏ミラノ、パリ・コレクションの見どころは?

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三谷温紀(READY TO FASHION MAG 編集部)

2000年、埼玉県生まれ。青山学院大学文学部卒業後、インターンとして活動していた「READY TO FASHION」に新卒で入社。記事執筆やインタビュー取材などを行っている。ジェンダーやメンタルヘルスなどの社会問題にも興味関心があり、他媒体でも執筆活動中。韓国カルチャーをこよなく愛している。