mdバイヤー

ファッション・アパレル業界に就職・転職を検討しているそこのあなた。

「履歴書の資格の欄に何を書いていいかわからない…」「どういう資格が書かれていればいいんだろう…?」。

そんなお悩みを解消するために、持っていると就職・転職活動に有利な資格を職種ごとにわけて紹介していきます。

この記事では、マーチャンダイザー(MD)とバイヤーに就職・転職活動する際におすすめの資格をそれぞれ解説していきます。

早速みていきましょう!

そもそもアパレルMD・バイヤーとは?

マーチャンダイザー(MD)とは、商品の企画・開発や商品構成の決定、販売・サービスの計画立案、価格設定、予算管理などを専門とする職種です。「ファッション商品の総合プロデューサー」とも称される華やかなポジションで、マーチャンダイザー(MD)は略称の「MD」のみで呼ばれることもあります。

バイヤーとは、国内外の様々なブランドやメーカーから、店舗で販売する商品の仕入れ・買い付け(バイイング)や商品管理を行う職種です。マーケットの動向や消費者のニーズを嗅ぎ分けて売れそうな商品を世界中から集めてきます。

参考記事:
アパレルのマーチャンダイザー(MD)とは?仕事内容や必要なスキルを解説
バイヤーとは?仕事内容や必要スキルを解説

ファッションビジネス能力検定

一般財団法人日本ファッション教育振興協会が主催するファッションビジネスの知識全般が問われる検定です。3級から1級まであり、受験資格はそれぞれ特別設けられていません。

マーケティング戦略や生産〜流通戦略はもちろん、マネジメントやファッション造形に関する問題も出題されるため、幅広い知識が求められます。

マーチャンダイザー(MD)やバイヤーには多岐にわたる知識が必要となるため、この資格を持っていると任命される可能性が高くなるかもしれません。

【応募サイト】
http://www.fashion-edu.jp/bis/bis.html

繊維製品品質管理士

繊維製品品質管理士は、アパレル商品の品質・性能の向上を目的に、それらの製品の生産・販売を行う企業やブランドでの活躍する人のための資格です。

企業・ブランド活動の合理化や消費者利益の保護、企業・ブランドと消費者の信頼関係の改善など、ファッション・アパレル業界で活躍するための製品に関する実務的な能力を測る検定試験になっています。

マーチャンダイザー(MD)やバイヤーは、アパレル製品の取り扱いに深く関わる職種です。その実務能力を示せるので、取得しておくと便利でしょう。

また、プロダクトマネージャー(生産管理)など、ほかの職種でも活躍できる知識も身につくので、キャリアの幅は広がると思います。

【応募サイト】
http://www.tes-shikaku.jp/

衣料管理士

アパレル製品を企画・生産・販売する企業やブランドで、企画・設計や販売、品質保証、消費者対応などの部門で役立つ資格です。

材料、加工・整理、企画・設計・生産、流通・消費の4つの分野について広く知っている必要があり、1級と2級の2つがあります。

ファッション・アパレル業界の幅広い分野で使える知識をもっていることを示せるので、他の資格同様にマーチャンダイザー(MD)やバイヤーを目指すのであれば取得しておくといいでしょう。

【応募サイト】
http://www.ta-shikaku.jp/index.html

販売士

販売士は、日本商工会議所による検定資格で、リテールマーケティング検定とも言います。

流通・小売業に関する知識を測る資格であり、一見マーチャンダイザー(MD)やバイヤーに必要がないように思えるかもしれませんが、現場に直接立たずとも販売に関する知見は必ず必要となるためおすすめです。

マーチャンダイザー(MD)やバイヤーはすそれぞれ販売現場への理解度を高く要求されるポジションになるため、販売員(ショップスタッフ)の経験や現場で身につけられる知識が役立ちます。

販売員(ショップスタッフ)経験をいかしてこの資格を取得しておくと、その後が有利でしょう。

この資格は1〜3級まであり、1級に関しては経営レベルの知識が必要になるので、マーチャンダイザー(MD)やバイヤーを経験したのちに企業経営に関わりたいと考えている人は1級取得を目指すのもいいでしょう。

【応募サイト】
https://www.kentei.ne.jp/retailsales

ファッション色彩能力検定

取り扱う商品の素材や色合いなどのバランスを考えることもMD・バイヤーには求められます。

そこで、色彩の知識や選定に関する能力などを測る検定試験である、ファッション色彩能力検定の取得も検討しておくといいでしょう。

取り扱う商品の色が偏ってしまうと消費者に対する印象も大きく変わってしまいます。

ほかにもVMD業務などでもいかせる資格でもあるため、もっておくと業界内での活躍の幅は広がるでしょう。

【応募サイト】
http://www.fashion-edu.jp/cl/cl.html

簿記検定

マーチャンダイザー(MD)やバイヤーにとって有益な資格は、ファッション・アパレル業界に直接関連するものだけではありません。

マーチャンダイザー(MD)は、商品の原価や売値などお金の流れを把握することが業務として根幹にあるので、簿記を取得しておくとその能力を提示できるでしょう。

実務においてもとても重要な業務になるため、前もって基礎的な知識をもっておくととても役立つと思います。

他業界からの転職を検討されている方のなかで取得済みの方は有利かもしれません。

【応募サイト】
https://www.kentei.ne.jp/bookkeeping

日商ビジネス英語検定

バイヤーは国外での活動も多くなるため、ビジネス英語スキルは一定以上のレベルが求められます。

そのレベルを示す指標となるため、それらの検定や資格は取得しておくといいでしょう。

もちろん、日商ビジネス英語検定に限らず、TOEICあるいはTOEFLなどの外国語能力に関する検定は受けていれば十分役立ちます。

主に英語を使う場面が多いですが、ファッション・アパレル業界では中国語の使用頻度も比較的高いので、中国語に関する検定や資格も取得しておくとさらに有利でしょう。

【応募サイト】
https://www.kentei.ne.jp/english

さいごに

MD・バイヤーへの就職・転職する際に有利な資格を紹介しました。

もちろん、資格の取得以上に実務でのスキルが重要です。ただ、資格はその能力をわかりやすく示すための指標としてとても有益なものでもあります。

資格を取得するために得た知識は、実務経験の密度を高めてくれるので、資格取得を目指すことは必ずやその後のキャリアステップを助けてくれるでしょう。

MD・バイヤーになるためには、販売員など経験を積んでおくべきキャリアがいくつもあります。競争率の激しい職種でもあるため、能力を示すためにも資格取得は検討しておくといいでしょう。

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READY TO FASHION MAG 編集部

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