特別感のあるファッションや空間、接客を提供するハイブランド。そんなハイブランドで働いてみたいけど「実際の給料ってどのくらい?」と気になる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

この記事では、アパレル業界に特化した求人サイト「READY TO FASHION」に掲載されたハイブランド30社、300以上の求人情報をもとにハイブランド店員の平均年収や月給を調査しました(2023年8月23日時点)。

そのほかにも「ハイブランドのインタセンティブやボーナスは?」「他ブランドに比べて給料は高い?」「未経験から働くには?」などの疑問も解決します。ハイブランドで働くことが少しでも気になる方はぜひご覧ください!

ハイブランドの正社員(販売員)の平均年収・月給

弊社掲載の求人情報から得られたデータによると、ハイブランド店員の平均月給は28万8229円また、平均年収は369万3962円という結果が出ました。

一方、ハイブランドの店長の平均月給は38万7500円。平均年収は、おおよそ540万円ほどの結果となっています。ハイブランド店員に比べて月給の下限・上限の振り幅は小さいものの、年収においては最大900万円を提示している求人も見受けられました。

なかでも全体的に高い給料を提示しているのが、時計やジュエリー、宝石雑貨などを取り扱うハイブランドです。アパレルを含むハイブランドに比べて単価の高い商材を扱う割合が大きいからと考えられます。

アルバイトの平均時給は1296円で、ハイブランド以外のアパレルショップの平均(1190円)と比べると大差はないようです。

他のアパレルショップ店員との比較

出典:【2023年】アパレル店員のリアルな給料事情。平均年収・月収・時給を独自データから発表 

2023年3月時点のデータによると、アパレル店員の平均月給は22万8513円、平均年収は343万8388円という結果となっています。その点、ハイブランド店員の月給は約6万円、年収は約25万円高いことがわかりました。

一方で、2023年3月時点のデータでは、アパレル店長の平均月給は29万5902円、平均年収は404万2800円という結果に。これらのことから、ハイブランド店長とアパレルショップ店長の月収の差は約9万円、年収の差はおおよそ140万円という結果になり、店員よりもさらに差が生じることがわかりました。

年俸制or月給制?ハイブランドの給与体系とは?

「READY TO FASHION」に登録しているハイブランド企業では、年俸制が57%に対して月給制が42%と、年俸制の方が15%多い結果が出ています。一般的には外資系企業では年俸制を採用しているケースが多く見られるため、弊社のデータにおいてもその結果が出たのかもしれません。

ちなみに年俸制では、年の支給額の1/12を月々に支給する企業や、1/14を月々に支給し残りをボーナスとして年2回支給する企業など様々。さらに、ボーナスはなくインセンティブ制度を設けている企業が多い傾向にあるようです。

READY TO FASHIONでは求人への応募後、企業の採用担当者と直接メッセージを交わせるため、年俸制の内訳について気になる方はぜひ聞いてみてください。

インセンティブやボーナスはある?

そもそもボーナスとは、企業の業績などによって金額が変わる定期給与とは別に支払われる報酬のこと。インセンティブは従業員個人の業績などによって金額が変わる報酬を指します。ボーナス支給の有無や回数は企業によって異なりますが、企業によってはボーナスやインセンティブもあるようです。

ハイブランドの求人一覧

アパレル業界に特化した求人サイト「READY TO FASHION」ではハイブランドの求人を掲載しています。求人への応募はもちろん、会社をフォローしておくことで新規求人やイベント情報などの最新情報をゲットできます。

また、求人へ応募するだけでなく、企業からのスカウトも受け取ることができます。企業の担当者はプロフィールを参考にスカウトユーザーを決めるので、「今すぐ仕事は探していない」という方も、プロフィールを充実させて新たな出会いを楽しんでみてはいかがでしょうか。

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また、「まずはどんなハイブランドがあるのかを知りたい!」という方は下記のハイブランド企業一覧をご覧ください。

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三谷温紀(READY TO FASHION MAG 編集部)

2000年、埼玉県生まれ。青山学院大学文学部卒業後、インターンとして活動していた「READY TO FASHION」に新卒で入社。記事執筆やインタビュー取材などを行っている。ジェンダーやメンタルヘルスなどの社会問題にも興味関心があり、他媒体でも執筆活動中。韓国カルチャーをこよなく愛している。