繊研新聞が発表した、19卒の学生が選ぶ【好きなブランド】TOP10。
これは、今年の春卒業予定のファッション系専門学校生を対象に行った「ファッション意識調査」(回答者数1327人)の中から「好きなブランド」トップ10を出したものです。
今のファッションが好きな若者に支持を受けているブランドとは一体なんなのでしょうか?
前回に続いて、今回は5位から1位のブランドを紹介していきます。
では、早速一緒に見て行きましょう。
前半はこちら↓
<目次>
第4位 sacai(サカイ)
コム・デ・ギャルソンでパタンナーと企画の経験を持つデザイナー阿部千登勢により、1999年にスタートされたブランド。
「日常の上に成り立つデザイン」をコンセプトに、ブランド設立当初からコレクションを毎シーズン発表している。
2009ssからはメンズのコレクションもスタートし、メンズレディース、どちらからも支持を受けているブランドだ。
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ベーシックでクラシカルなアイテムを、変形させたり、組み合わせたりすることで、独特なエレガンスさを持つアイテムに昇華させるデザイナー阿部千登勢。
“ベーシックでクラッシックなアイテム”を基調にしているからこそ、独特なアイテムでもどこか親しみやすさを感じます。
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第4位 Dior(ディオール)
1964年にデザイナーのクリスチャンディオールによって創設されたフランスを代表するメゾンブランドです。
洋服ではプレタポルテのコレクションに限らず、オートクチュールコレクションも発表していたり、洋服以外でも、バッグ、宝飾品・時計、コスメ、香水など、幅広く、様々なアイテムを展開しています。
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シーズンによって常に変化し続け、新しいものを提供するDior。
クリスチャン・ディオール亡き後も、現デザイナー、キム・ジョーンズを含め、ラフ・シモンズ、ジョン・ガリアーノ、エディ・スリマン、クリス・ヴァン・アッシュなど、現在も活躍する名だたるデザイナーによって受け継がれ、Diorは今も尚世界的な人気を誇り続けています。
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第3位 Vivienne Westwood(ヴィヴィアンウエストウッド)
1971年、ヴィヴィアン・ウエストウッドがマルコム・マクラーレンと共にブティック「LET IT ROCK」をオープンした後創設したイギリスのファッションブランドです。
アヴァンギャルドでありながらも高級感もある、ストリートとモードを融合させたアイテムを世の中に発表しています。
また、イギリスの有名な過激バンド「セックス・ピストルズ」の生みの親であることも有名ですよね。
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性別の枠を超えたストリートモードなアイテムを提案し続けるVivienne Westwood
ジェンダーレスが流行りの今のファッションシーンで、19卒のような若者が好きなブランド第4位にランクインするのは頷けます。
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第2位 COMME des GARCONS(コムデギャルソン)
1969年、デザイナー川久保玲によって設立された日本のファッションブランドです。
デザイナーは現在川久保玲、渡辺淳弥、栗原たおの3人です。
彼女の発表するアヴァンギャルで個性的なコムデギャルソンのコレクションは世界の多くのデザイナーに大きな影響を与えてきました。
また先程紹介した、sacaiの阿部千登勢を送り出したのも彼女です。
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多くのラインがあり、アヴァンギャルドでモードな服から、カジュアルウェア、スーツなどのビジネスウェアまでも手がけているデザイナーの川久保玲。
そんな魅力溢れる、世界的な人気を誇る日本を代表するコムデギャルソンは就職したいファッションブランドとしても、学生の中ではかなり人気です。
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第1位 GUCCI(グッチ)
第1位はGUCCIです。
1921年、グッチオグッチが設立したブランド、また同ブランドを運営するファッション企業でもあります。
高級商品が多く、または派手なデザインの多さから、ハリウッドセレブを中心に支持を受けるブランドで、これまで数多くの映えある賞を獲得してきたブランドです。
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ユニセフを支援するキャンペーンを行ったり、製品や広告に動物の毛皮を使用しないといったサステイナブルな取り組みを行うなど、社会貢献の部分も、GUCCIが今のような絶大な人気を誇る一つの要因でもあるでしょう。
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さいごに
これまで19卒のファッション系専門学生1300人が選ぶ、好きなブランドを10個見てきました。
既に知っているブランドがほとんどだったかもしれません。
ただそんなブランドでも、歴史などを掘っていくと面白い事がかなり多いです。
そんな歴史やブランドの裏側を知ると、新しく好きになるブランドや、今よりもっと好きになるブランドはきっと出でくると思います。
時間があるときには、コレクションだけではなく、そういった事も調べてみてはどうでしょうか?
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Text:タナムラリュウスケ(READY TO FASHION MAG編集部)