富士見ヶ丘のとあるスナック。
ここでは不定期にラジオ番組の収録が行われているらしい。
ファッション業界のキャリアについて考えるラジオ「スナック Pierrot」。
第3回目の配信は質問箱に寄せられた…ではなく、最近学校の授業などでも話をしている以下について。
「キャリアの逆算思考とは?」
キャリアの逆算思考とは何なのか。
あることに例えてわかりやすく説明します。
皆様からの質問もお待ちしておりますので、以下よりお気軽にご質問ください。
https://peing.net/ja/naoya0115
ラジオは以下リンクより聴くことができます。
キャリアの逆算思考とは?
マリ:みなさんこんばんわ。
スナックPierrotのお時間です。
今日も富士見ヶ丘にあるスナック「Pierrot」より、
私マリと、
吉田直哉(以下、吉田):吉田直哉がお送りいたします。
マリ、吉田:よろしくお願いいたします。
吉田:いきなりそういう振りできましたね(笑)
前回は二人分言っていただいたんですけどね。
アドリブならではの…事前打ち合わせがあまりうまくいけてないっていうことですかね。
マリ:今日はどんなことについて…?
吉田:はい。いろいろな質問をいただいたりしてるんですけど、
今日は、この間ツイッターなんかにも書いたりしてて、学校の授業でも教えているところで、
いろんな方にこれ知っておいた方が良いだろうな〜と思うこと、「キャリアの逆算思考」についてお話しようかなと思います。
マリ:キャリアの逆算思考?
吉田:そうそう。
簡単に言うと、転職相談される方、就職活動される方って、この次なにしようかなっていうところで考えがちなんですよ。
そうではなくて、もっと先にある、「自分の将来的な姿」「目指す職種」とかから逆算をして、今どういう経験を積み上げていくべきなのかを考えること。
これが「キャリアの逆算思考」であるという話をしてるんですよね。
意外とこれを実践している方っていなくて。
やりたいことが無いっていう方はそれはそれで一定数いるな〜とは思うんですけど、
将来こういう職種につきたいとか、こういう経験をつみたい、
という人、例えばファッションでいうとバイヤーになりたいという方もいらっしゃるんですけど、じゃ、そこに到達するためには今どんなことをするべきなのかとか、今どんな経験を積んでおくべきなのか、どんな実績を残しておくべきなのか、ということを理解できている方がすごく少ないんですよね。
そこをおさえていて欲しいなと思うのと、
将来やりたいことがないにしても、ただなんとなく今の仕事を継続していれば何者かになれるはずと思い込んでしまっている方が多いなと感じます。
結果その場その場の、場当たり的なキャリアの作り方になってしまって、
それが、20代だったらまだ良いものの、30代に入った時に、いざとなるとあらゆるところにキャリアが飛びすぎてしまってて、強みがなくなってしまっている。
特徴的なものが相対的になくなってしまっているということが、すごく多いんですよね。
キャリアの逆算思考は料理に例えるとわかりやすい
マリ:それは例えば、販売をはじめて、次に事務をやって、また販売に戻って、また違うところに…といったことですかね?
吉田:そうだね。
例えば、他の業界に行ってまた戻って…ということを繰り返していても同じようなことが言えるし。
日本て、基本的に総合職で会社に入社すると会社に命じられた職種で、その会社の中で勤めあげるというのが一般的だったじゃないですか。その弊害だなと思います。
よくこの話をする時に料理に例えるんです。
マリ:料理?
吉田:自分で作りたい料理。
例えば焼きそばを食べたい、作りたいと思った時に、作りたいものが決まれば買う材料って決まるでしょ。
買う材料が決まれば、適量が分かるんですよね。つまりレシピが分かってくる。
何をどれだけ準備し、どういう風に調理していけば美味しい焼きそばができあがるかがわかるというような…
(隣のスナックのカラオケ音声が…♪)
まぁ話を戻すと、
キャリアに関してもどんな料理を作りたいの?と一緒で、
目指したい方向(作りたい料理)がはっきりしてはじめて、その為に何が必要か(材料)が分かるんですよね。要はレシピがわかる。
あとは、レシピにあわせて自分のキャリアを準備していくと。
皆さんに特に多いのが、レシピまではなんとかわかったんだけど…という場合ね。
例えば、具材にキャベツが必要だとしたら、ひたすらキャベル切ってるみたいな。
こんなにキャベツいらないでしょ。焼きそばじゃなくて焼きキャベツじゃんみたいな。(笑)
逆算思考が絶対というわけではないが、目的意識を持つことは大事
マリ:なるほど。
吉田:そういう方が結構多い。
なので、目指したいところから逆算して、今必要なものを考えてもらうと良いかなと。
とはいえ、こういうことを話すと、自分の趣味嗜好なんて変わるんだから、逆算思考にこだわるよりも、目の前にある仕事を頑張った方が良いよという論調があるんですけど、これはこれで正解だなと思っています。
言いたいのは、目の前のことをやるにしてもちゃんと目的意識を持っているかどうかが大事ってことですよね。
マリ:本当に大きいですよね。
吉田:目標が暫定的だったとしても、何かを目指して動いている時って、目的が明確なので目の前のことも頑張れるし、目の前のことでしっかり実績を残すためにも、なぜ今それをやっているかというのを、将来的な自分のありたい姿から逆算して考えていくってすごく大事かなと。
こういうことって、一人で考えても難しかったりするので、周りに相談したり、自分が素敵だなと思う大人に話を聞いてみたりとか、我々のようなキャリアの相談相手みたいなところに相談してみるとか、そういうことを駆使して今あるべき自分の姿みたいなものを考えていってほしいなと。
ベースを知っておくと、いろんなことに応用が聞くかなと思うので、
今日はそういう内容でお話をさせていただきました。
どうですか?今日お話し聞いてみて?
キャリアの逆算思考とかって今まで前職で転職の相談のることも多かったと思うけど。
マリ漠然と、目指すものがないからまずここで頑張りますと言っても、明確な目標をもたないと、やはり結果を出すことって簡単じゃないと思うんですよね。
しっかり目標を持ってなにかしらの結果を出しておくということが、後々自分の選択肢が増えたり、見えてくるものは大きいのかなと思いますね。
吉田:昔転職する時、同期なんかに相談すると、
「お前どうすんの?」なんて話から、「俺はまだここでやることがあるかな」とか「もうちょっとやってからかな」って言うんだけど、
じゃ「それって何なの?」って聞くと大体みんな答えを持っていなくて…。
だからなんとなーく今を過ごしてしまうことの危機感だけは持つべきだなと思うし、やっぱりそういう人って何の料理を作るのかという目的がないまま、材料集めと料理の下ごしらえをしてしまっているのかなと思うので…。
今日はそんなことをお話してみました。
マリ:ありがとうございます。キャリアの逆算思考って言葉だけ聞くとどういうことだろうって思うんですけど噛み砕いていくとわかりやすかったです。
吉田:そうですね。とはいえ自分も、
「よし将来ファッション業界のヘッドハンターになろう」とか「スナックのオーナーをやろう」って思ってずっとやってきたわけではないので。
たしかに進んでいく中でいろいろ変わってきたり、新しい選択肢が増えたりというのは間違いなくあるんですけど、常にこうなりたいなという目標を持って動いてきた結果こうなってるので、実体験からもおすすめの考え方かなと思います。
マリ:それは私も同じくです。
吉田:はい。今日はこの辺りですかね。
マリ:今週は質問ではなく、ツイッターなどで話題になってたりというところでお話をさせていただいたんですけれども、今後は引き続きみなさんの質問を元に…。
吉田:そうですね。質問箱の方でもお待ちしております。
ツイッターのDMでも構わないので…。
フォローしてくださいよ。フォロー。ツイッターね。
まずは我々のアカウントを見ていただいて質問をいただければと思います。
ラジオを聴くなら
ラジオは以下リンクより聴くことができます。
キャリアの逆算思考とは?
質問箱にて質問受付中
みなさまからの質問は質問箱より承っております。
気軽にご質問ください。
https://peing.net/ja/naoya0115
最後に
求職者の方、人材紹介をご検討の方は以下よりお問い合わせください
READY TO FASHIONの人材紹介について問い合わせる
ファッション・アパレル業界特化の求人サービス「READY TO FASHION」は以下よりご覧ください
求人はこちら