2018年3月卒業予定で、民間企業への就職を希望している大学3年生・大学院1年生の男女660名を対象に就職活動に関する調査が実施され、その結果が発表された。(株式会社アイデム 人と仕事研究所より)
<目次>
学生が働く上で大切にしたいもの
1位「働きやすさ」
2位「仕事の内容」
3位「給与の高さ」
学生に、「給与の高さ」「仕事の内容」「働きやすさ」の3つのうち、働く上で大切にしたいと思うものを1つ挙げてもらった。結果は、「給与の高さ」10.3%、「仕事の内容」33.6%、「働きやすさ」56.1%となり、「働きやすさ」に重きを置きたいと考えている学生が最多となった。
過去の調査と比較すると、「働きやすさ」を回答する学生の割合は増加傾向にある一方、「仕事の内容」は減少傾向にあった。
男女別に見ると、女性は、「働きやすさ」と回答した者の割合が高く62.2%、男性とは15.5ポイント差となった。一方、男性は、「給与の高さ」を挙げた者の割合が16.1%となり、女性とは10ポイント近い差が開いている。
学生にとっての働きやすさのイメージ
1位「社内の人間関係・風通しが良いこと」
2位「年間休日数が多いこと」
3位「残業時間が少ないこと」
学生に、「働きやすさ」とはどのようなことを指すのかそのイメージを聞いた。最も多かったのは、「社内の人間関係や風通しが良いこと」で50.8%だった。以降は、「年間休日数が多いこと」35.6%、「残業時間が少ないこと」31.8%、「有給休暇取得率が高いこと」20.6%の順となっている。
男女別に見ると、「育児・介護支援制度が充実していること」は、女性では4位になるのに対し、男性では最下位の13位(その他を除く)となっており、男女それぞれで働きやすさのイメージが異なっていることがわかる。
就活取り組み姿勢別に見ると、「積極的」な学生は、「成果が出たら評価してくれること」の回答割合が「消極的」な学生よりも12.1ポイント高く、自分の働きぶりに対して相応の評価を求めているようだ。
2018年度卒学生の就職活動の進捗状況
実際にどのくらいの学生が就職活動の各活動ステータスに到達しているかを、主な活動と最も選考が進んでいる企業の状況を合わせてみてみた。
「準備活動段階」は、調査対象の全学生のうち93.0%、「エントリー活動段階」43.3%、「面接・試験段階」20.3%、「内定獲得段階」3.2%となっている。
前年調査と比較すると、エントリー活動段階以降に進んでいる学生の回答割合は高い状況のようだ。
自分らしく働くことが大事?
今回の調査結果で学生が大切だと示したのは、“どんな仕事に就きたいか”や“どれだけお金を稼ぎたいか”よりも、“一緒に働く人や環境が大切”だということであった。現代の学生たちは、出来るだけ自分らしく働ける環境というものを求めているのかもしれない。
自分の人生にとって、何を優先し、何を大切にするのかは人それぞれだ。今回の調査結果も参考にしながら、将来の働く環境のことを考えてみてほしい。
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