国内外のアパレルやスポーツ、コスメ、ジュエリー、スイーツなどの業界を中心に店舗運営代行や店舗コンサル、VMDなどの多様なサービスを提供している総合人材サービス企業、株式会社インター・ベル。「おもてなしの心で人々を幸せに」を企業理念に掲げ、消費者やクライアントだけでなく社員一人ひとりに寄り添い、個人の目標をサポートしながら働ける環境を提供しています。

そんな環境で働く社員は、アパレル店員として働く=アパレルメーカーで働くという等式に縛られることなく、様々なブランドで販売やVMDを学び、スーパーバイザーなどのキャリアを積みながら、自由度を持って個人スキルを高めているのが特徴。

今回は、そんなインター・ベルで販売スタッフとして働く新卒入社の吉川はるなさんと、中途入社の林愛珠さんにアパレル人材会社で働く意義や、インター・ベルの魅力などを伺いました。

「いろんなブランドを見たい」という二人が考えるインター・ベルに入社した理由や思いとは?

吉川 はるな(よしかわ・はるな)
2000年愛知県生まれ。2023年 株式会社インター・ベルに入社。海外ゴルフブランドに配属。趣味はゴルフと海外旅行。

将来の夢はゴルフウェアブランドを作ること

ーーまずはじめに簡単な自己紹介をお願いします。

新卒で4月に入社し、現在は東京・埼玉の3店舗を巡回しながらゴルフウェアのアパレルブランドで販売をしています。就活中は、マーケティングや広告業界にも興味や憧れはあったんですけど、やっぱりファッションが好きだなと思いアパレル業界に絞って就職活動をしていました。

そんな就職活動真っ只中に、兄の影響でゴルフにハマってしまって…(笑)。練習しているうちにゴルフウェアにも興味を持つようになったんです。それがきっかけとなり、ゴルフウェアを扱っているブランドで働きたいなと思うようになりました。

ーーゴルフ! 勝手ながら意外です。アパレルにはもともと興味があったんですか?

昔から洋服が好きで、大学生のときには1年半くらいアパレルブランドのポップアップスタッフとしてアルバイトをしていました。働く人は同じなんですけど、数ヶ月単位でブランドが変わるところで3店舗経験しましたね。

ーー特定のブランドで働きたいという思いはなかったんですか?

なかったですね。そのブランドが自分に合ってるかどうかは働いてみないと分からないと思うんです。なので、最初はどこでも頑張ろうっていう精神で、働くブランドは自分がゴルフにもうちょっと近づいてから選びたいなと思っていました。

ーーそこからインター・ベルを選んだ理由は?

ゴルフブランドを扱っているっていうことももちろんありますが、なにより夢を応援してくれるなと思い決めました。

ーー夢…?

はい。ゴルフブランドを作ることが夢なんです。ファッションアイテムとしても楽しめるのでゴルフウェアをきっかけにゴルフに興味を持ってくれる人がもっと増えたらいいなと思って。

でも、もちろんアパレルやゴルフの知識がない状態では夢は叶えられないので、それをサポートしてくれる環境で働きたいと思って見つけたのがインター・ベルです。

入社前にも「ゆくゆくはゴルフウェアのブランドを作りたい」というのは会社にも伝えていて、そのうえで「じゃあ吉川さんが成長できるところはどこだろう」と考えてくださいました。

ーーエネルギッシュですね。吉川さんのその熱量ってどこからくるんですか?

常に全力でいたいっていう想いですかね(笑)。なんでもまずは楽しもうということを意識し続けてたら、本当にいろんなことを楽しめるようになって。実際にアパレルのアルバイトやサロンモデルのお仕事を楽しんでいたら、大学生のときにはファッションショーに出させて頂く機会ももらえました。

モチベーションも上がってやりたいこともどんどん増えていくと、他の楽しいことにつながって良い連鎖が広がっていくんだなと思いましたね。

一人ひとりのことを気にかけてくれる会社

ーー 一般的にはアパレルで働く=アパレルメーカーの販売員として働く、というイメージが強いですが、アパレルの人材会社に入社するにあたって抵抗はなかったんですか?

全くなかったです。私の場合、会社を決める際に人を重要視しているんです。インター・ベルの人たちは本当に一人ひとりに寄り添ってくれるので、入社前も入社後も人がいいなと。説明会でも直接社長と普段話せないようなことを話せるくらい距離が近いのも魅力だなと思いました。

ーー実際、どんなところに人の良さを感じましたか?

一緒に働いているスタッフの方もいろんな店舗を回っているので、分からないことがあったらすぐ上司に聞ける環境ではないんです。お店のレイアウトなども1人でやらないといけないときも多いんです。

でも常に本社の方や他のブランドで働いている方が気にかけてくださって、大変だなと思うこともすぐ相談して聞ける環境を作ってくれています。自分のことをしっかり見てくれていると日々感じますね。

ーー新卒で約半年働いてみて大変だなと感じることはありますか?

場所によっても客層が全然違うので、回っている3店舗の客層に合わせてレイアウトを変えるのは大変ですね。ただ、3店舗それぞれで接客方法を変えるなどして試行錯誤しながら働けているので、毎日が新鮮で楽しいです。

ーーどんなときにやりがいを感じますか?

自分が作ったマネキンのフルコーデが売れたときはやりがいを感じますね。あとは私を指名して来てくださる方が少しずつ増えてきていて、そこにもやりがいを感じています。

ーー入社して数ヶ月で、すごいですね。指名で来店してくださるお客さんがいるのには、どんな理由があると思いますか?

うーん、なんでしょう…。ただお客様と話すときには商品をおすすめするのはもちろん、楽しむ・盛り上げるというところは意識しています。会話を楽しむためだけに来てくださるお客さんもいらっしゃって、来店していただかないことには売上が作れないので大変ありがたいです。今後はそこを起点に、もっと購入になつげていけるようにしたいですね。

ーーそういったノウハウはインター・ベルで教えてもらったんですか?

売る・売らないだけでなく、ちゃんと楽しんでいただくというのが私の接客スタイルです。ただ売上をあげるためには何が必要で、さらにそのためには何が必要かみたいなノウハウは教えてもらいましたね。

ーーなるほど。インター・ベルは研修制度が豊富にあると聞きました。実際にどんな研修を受けたんですか?

研修って退屈なイメージがあったんですけど、入社前のオンライン内定者研修は一方的な講義じゃなく、ロープレ形式で意見を言える環境で、毎回スキルが得られた実感が強く楽しかったです。基礎の基礎から教えてくれるので、アパレル経験がなくても分かりやすい内容だと思います。

ほかにもインター・ベル選手権という接客スキルを競い合うイベントがあって、新卒部門に出場したときはいろんなことを学べました。私の今のポジションだと他の人の接客を見る機会が少ないので、違うジャンルのブランドの接客を見れるのは新鮮でしたね。

接客の際の言い回しや、素材別の見え方・着方の違いなど、店舗に戻ってすぐ使える知識も教えてくれます。

マルチに活躍できるラウンダーへの道

ーーもしこの先、ゴルフウェアのブランドじゃないところに配属されてもいろんなブランドで経験を積んでいきたいですか?

そうですね。ゴルフブランドに限定しなくても将来につながることは何かしら絶対あると思います。つなげていけるかは自分次第だと思うので、どんな環境に行っても頑張りたいですね。

ーー最後に、今後インター・ベルで挑戦したいことを教えてください。

まずは、今の職種の延長にあるラウンダーになりたいですね。関東、関西などの地域ごとに何十店舗もあるようなブランドで、店舗を毎日回って販売やVMDを行うポジションです。

その後も、将来ゴルフウェアブランドを立ち上げるべく、いろんなことに挑戦できるインター・ベルという環境を活かして何にでも対応できるマルチな人材を目指していきたいです。

​​林 愛珠(はやし・まなみ)
1994年千葉県生まれ。2022年 株式会社インター・ベルに入社。国内レディースアパレルに店長として配属。趣味は旅行。

正社員経験がなく店長職に

ーーまず始めに簡単に自己紹介をお願いします。

インター・ベルの社員として国内レディースアパレルブランド店舗で店長をしております。前職ではアパレルブランドでアルバイトとして3年半ほど働いていました。

ーーインター・ベルに入社されたのはどういった経緯で?

当時アルバイトとして働いていたブランドの店舗運営がちょうどインター・ベルの販売代行店に切り替わる時期で…。

もちろんそのタイミングで別の会社で働くという選択肢もあったのですが、インター・ベルのビジネスについて話を聞いていくうちにどんどん興味が湧いてきて…(笑)。店舗運営の形態が変わっても慣れている職場でそのまま働けるのと、いろんな店舗やブランドで試せるっていうところに魅力を感じてインター・ベルに入社を決めました。

ーーそんな入社の仕方もあるんですね。

当初はそのままアルバイトで働いていたブランドに入らせてもらう予定たっだんですけど、急遽「マニュアルが多い店舗で働き慣れているから国内レディースアパレルブランドで店長に挑戦してみない?」っていうお話をいただいて、店長として働かせていただくことになったんです。

ーーいきなり店長職に就かれたんですね。不安はなかったですか?

分からないことは絶対出てくるし、そもそも何が分からないかも分からないっていう状況がやってくるだろうなという不安はありました。でも、「やりたい、やってみたい」という気持ちが勝りましたね。

これじゃなきゃダメというルールやマニュアルがないからこそ、いろいろやってみたいと思ったんです。あとは、これまでいろんな店長を見てきて「こんな人になりたい」という憧れもありました。

ーー社員経験がなくても店長職に挑戦できるのは研修制度が整っているインター・ベルだからですよね。実際に役に立っている研修は?

店長職や接客に関する研修はもちろん、会社に関する研修などさまざまな研修を受けられるのですが、やっぱり店長職の組織をまとめる力をつけられる研修が響きました。

実際、研修の内容は今でも毎日思い出しますね。自分がこうあるべきだということを毎日再確認しています。

やりたいことがないからこそいろいろなことに挑戦できる

ーーインター・ベルの魅力は何だと思いますか?

インター・ベルは温かくて優しい方たちばかりなので、人の良さが本当に魅力的だと思います。あとはチャンスをくれる環境ですね。

こうやっていきなり店長として働くチャンスをいただけたのも本当に嬉しいです。運営代行だからこそ一つのブランドで固定されず、常に新しいことに挑戦できる、やりがいのある環境です。

ーーいろんなことに挑戦したいっていう思いは、何か描いているビジョンがあるからなんですか?

「これになりたい」というのはまだ明確ではないんですよ。それよりも、まずはいろんなことを試したいっていう思いがあって。

興味がいろんなところに出てしまうので、その意味でインター・ベルという会社はすごくフィットしていると思います。

ーーインター・ベルはまだやりたいことが決まっていない人も受け入れられる土壌があるんですね。実際、店長になってみていかがですか?

大変なときもありますが、1年半経ってようやく慣れてきました。ただ、新人スタッフが多い店舗なので教育面で追いつかなくなってしまうこともありますね。そこは店長としての課題です。

いかに売れる売り場を作れるかというVMDにはこだわりがあって。ここにディスプレイしたら1週間で何枚売れたとか、日々試行錯誤しながら店長職を楽しんでいます。

ーーやりがいを感じる場面は?

お客様に感謝していただいたときはやりがいを感じます。あと、名前も覚えてくれるようなお客様が増えてきたこともすごく嬉しいですね。「林さんが接客してくれたから」とか、シフトをわざわざ聞いてきてくださることもあったり。

ーー最後に、今後のビジョンについて教えてください。

店長職についた以上はもっとチームを引っ張っていける店長になりたいです。あとはコロナ前の2019年と比べるとまだ売上が戻っていない現状なので、2019年に並ぶ売上まで持っていきたいです。その後は、どんなブランドでもやれることは何でもやってみたいですね。

撮影場所:S-Rush原宿店( @srush_harajuku )
写真:前川幸輝( @koki_maekawa )

                                                                                                                       


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三谷温紀(READY TO FASHION MAG 編集部)

2000年、埼玉県生まれ。青山学院大学文学部卒業後、インターンとして活動していた「READY TO FASHION」に新卒で入社。記事執筆やインタビュー取材などを行っている。ジェンダーやメンタルヘルスなどの社会問題にも興味関心があり、他媒体でも執筆活動中。韓国カルチャーをこよなく愛している。