独特な存在感を示す俳優として活躍中の渋川清彦さん。ファッションモデルでもある彼は、服の着こなしにもオリジナリティがあります。2017年9月30日より公開の『AMY SAID エイミー・セッド』は、渋川さんが所属するマネージメント会社ディケイドが製作した大人の青春群像劇。ファッショントークとともに、旧知のメンバーが集結した撮影現場の雰囲気もうかがいました。

靴はコンバースの『オールスター』一辺倒

洋服は自分で買うことはあまりないのですが、気に入ったら毎日同じものを着ています。靴も同じで、ここ20年ぐらいコンバースしか履いてないかも。最初はアメリカの50年代の映画の影響で履き始めて、今でも好きですね。ほぼ黒のオールスターしか買っていないです。

コンバースって、メイド・イン・ジャパンと、メイド・イン・インドネシアなんかのラインがあって、日本製の方が高いんですよね。1万円以上する。他は4千円ぐらいで買えるんですけど。お金に余裕があるときは、メイド・イン・ジャパンのものを買います。それで履き潰したら、同じもので買い換える感じ。あ、でもこの前ジャック・パーセルのハイカットが出ていて、それは買いましたけど。

 

 

服は着込んで自分の形にするもの。古着風加工の服は着ない

服は縁があって貰った服を気に入って、ずっと着ています。

友達のつながりで熊本によく行くんですけど、その縁でBOWという個人の洋服ブランドをやっている井上さんに出会ったんです。彼女は最初、自分の子供に“ダボシャツ”を作ったのがきっかけで、洋服作りを始めた人です。その人からいただいて。それが気に入ったんで毎日着ています。汚くなったら洗って、乾いたらまたそれを着るという。

Gパンなんかは特にそうですけれど、毎日着ていると自分の形になってくる。僕は古着加工した服は買わないんです。洋服自体あまり買わないけれど、買うんだったら古着を買いますね。

 

勝負服はヴィンテージのレーヨンシャツ

勝負服はシャツです。50年代とか60年代の、古着のレーヨン生地のシャツには、だぼっとした感じがあるんですけれど、それがすごく好きで。決めるときとか、映画の挨拶とかはシャツをきますね。

色は赤っぽいのが好きですね。ヴィンテージシャツは、柄もいろいろあるんです。50年代にアトミック柄といって、宇宙っぽい、幾何学模様のシャツがあって。それが気に入っています。ヴィンテージの服は、一緒にバンドをやっている人のジャックスという古着のお店が原宿にあるので、そこで買います。

シャツに合わせるのは、古いスラックスとか、ちょっとダボっとしたGパン。インナーのタンクトップにはちょっとこだわりがあります。ノッカーっていうブランドのタンクトップがあるんですよ。3枚で2千円ぐらい。店ではあまり売ってなくて通販で買っているんですけれど、それしか着てないですね。

 

 

 

レーヨンシャツは全てクリーニング

服は自分では、あまり手入れしてないです。革ジャンはオイルを塗っていますけれど、それ以外は自分ではやらずに、シャツはクリーニングに出してって感じです。特にレーヨンのシャツは、洗うとくしゃくしゃになって縮んでしまったりするんで。

『AMY SAID エイミー・セッド』は、同じマネージメント会社の仲間が集まっているので、現場の雰囲気はすごく良いですね。普段から年に一度新年会があったりするので、出演者どうし気心が知れているんです。

今回俳優陣がいっせいにクランクインしたのも、すごくリラックスできた理由。出演が1シーンや2シーンの場合だと、他の俳優陣の出来上がった雰囲気にポンと入って演じるので、実はすごく緊張するんです。

全員一緒だったし、お互い勝手知っているんで、リラックスできた。それが画面に出ていれば一番良いかなと思いますし、その感じを味わってもらえれば嬉しいですね。

 

Text:お気に入りをもっと着たくなるライフスタイルマガジン「Lenet MAGAZINE

READY TO FASHION MAG 編集部

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