ロンドンで発表されたバーバリーの「2017 Februaryコレクション」でフィナーレを飾った一点物のクチュールケープコレクションを展示する「THE CAPE REIMAGINED(ケープ リイマジンド )」が2017年7月20日(木)〜7月30日(日)の期間中、東京で開催する。
バーバリーのトレンチコートと並ぶブランドアイコンとして、創業期より製作されてきたの「ケープ」。今回ロンドンで発表された80点のクチュールケープは全て一点物で、製作に560時間を費やしたものや、153000以上のハンドステッチで縫い上げたものなどが揃う。またケープの素材には、レースやコットン、チュール、フェザー、クリスタル、フェルトウール、タッセルといったバーバリーらしさを生かしつつ、ユニークかつ意外性に溢れるものを採用。
まさにバーバリーのクリエイティビティとクラフトマンシップの真髄とも言えるコレクションとなっており、今イベントではバーバリーの”服作り”をより身近に感じることができそうだ。
ファストファッションが台頭し、ついつい安価なものや流行っているものに気を取られがちな現代、”服を作る”という概念そのものが大量生産の陰に隠されつつある。日々着る服の生産背景を知らない人、気にしない人も多いのではないだろうか。服における価値観は人それぞれだからこそ楽しいのだが、普段気にしない生産背景や素材、ブランドそのものを気にして服を選ぶのもファッションを更に楽しむ上で一つの方法かもしれない。伝統的なアイテムに新たなアーティスティック要素を取り込んだバーバリーのクチュールケープを間近に見ることができる今イベントは、そんなファッションに対する視野を広げてくれそうだ。
【イベント詳細】
タイトル:THE CAPE REIMAGINED / ケープ リイマジンド
会期:2017年7月20日(木)-7月30日(日)
場所:CASE B / ケースビー
住所:〒150-0001 東京都渋谷区神宮前6-16-26
営業時間:11:00-19:00 ※最終日(7月30日)のみ、17:00閉館
入場:無料
Text: S.Kamegai (READY TO FASHION MAG編集部)