株式会社ファーイーストカンパニーは、「ANAYI」や「allureville」といったレディースブランドを展開するアパレル企業です。エレガンスやフェミニンを基調としたデザインが特徴的な同社のブランドは、長く着られるデザインと上質な生地や縫製を兼ね備えた商品を30代の女性を中心とした多くの人に提供してきました。

この記事では、株式会社ファーイーストカンパニーの歴史をはじめ、ブランドの魅力やファーイーストカンパニーで働く魅力などをご紹介します。

事業内容

株式会社ファーイーストカンパニーは、衣料や服飾雑貨などの企画・製造・販売を行っているアパレルメーカーです。

従業員数は363人(2023年12月時点)。「ANAYI(アナイ)」・「allureville(アルアバイル)」・「LOULOU WILLOUGHBY(ルル・ウィルビー)」・「HOUSE OF LOTUS(ハウス オブ ロータス)」の4つのレディースブランドを展開しています。

沿革

1972年に創立された、衣食住に関わるブランドの企画・販売・卸売などを行う株式会社サザビーリーグ。そのサザビーリーグが1985年に立ち上げたのがファーイーストカンパニーで、株式会社サザビーリーグの100%出資会社という位置付けです。

1998年に「ANAYI」、2006年に「allureville」、2021年には「HOUSE OF LOTUS」事業を開始しました(株式会社ハウスオブロータスを吸収合併)。

ファーイーストカンパニーのブランドの魅力とは

流行に左右されないデザインのアパレル

ジャケットやドレスなど定番のスタイルやデザインを踏襲しているので、流行にとらわれず長く着られるのが魅力の一つ。

またトレンドを取り入れつつもエレガントでフェミニンなデザインの商品が多いく、ビジネスシーンからパーティーシーンまで幅広く着用することができます。

商品クオリティの高さ

もの作りへのこだわりを持つファーイーストカンパニーでは、素材や着心地、デザインすべてにおいて魅力を追及しています。

そのため同社の製品は、商品の約8割が国内生産されたもの。またデザイナーが厳選した素材のみを使用したり、一流メゾンからも支持されているメーカーのインポート素材を使用したりしています。

上質で洗練されたファッションを求める多くの方に支持されているのは、こういった理由からでしょう。

接客に対する姿勢

ファーイーストカンパニーでは、高い目標意識を持ったスタッフが多く活躍しています。

商品への愛着だけでなく、お客様に対する接客の姿勢にもクオリティの高さが現れており、常連のお客様も多くいます。

接客の合間に購入者にサンキューレターを書くなどその姿勢は徹底されています。

ファーイーストカンパニーのブランド一覧

ANAYI(アナイ)

1998年に立ち上げられた「ANAYI」。「For More Beautiful Elegance ‐より美しいエレガンスを求めて‐」をコンセプトに、 上質でエターナルなデザインのスタイルを提案しています。

タイムレスなデザインで、美しいシルエットと上質な素材だけでなく、ギャザーやビジューなどの繊細なディテールワークが特徴。トップスが2万円〜3万円、ワンピースで5万〜6万円という価格帯で、手の届く高級感や満足感を提供しています。

ターゲット層は30〜40代の女性としており、働く女性に根強い人気があります。生地や縫製にこだわった上質なアイテムが多いため、50代の女性からの支持も熱いようです。

「essence of ANAYI(エッセンス オブ アナイ)」という「ANAYI」のハイブランドラインも展開中。ワンランク上の女性のために上質な素材にこだわった、セレクトアイテムやコラボアイテムなども販売しています。

allureville(アルアバイル)

「allureville」だけでなく、架空の女性、ルル・ウィルビーのクローゼットをイメージしたブランド「LOULOU WILLOUGHBY(ルル ウィルビー)」のオリジナルブランドに加え、国内外のセレクト商品も展開しているセレクトショップです。

「allureville」では、フェミニンさとマスキュリンさを合わせもった「REFINED STYLE MIX」をコンセプトとし、上品さを兼ね備えたスタイルを提案しています。

中心価格帯は15000円〜35000円。ドレスラインにも特化しています。

HOUSE OF LOTUS(ハウス オブ ロータス)

ライフクラフトブランドである「HOUSE OF LOTUS」。モデルの桐島かれんがクリエイティブディレクターを務めています。

「Happiness of Life」をコンセプトとし、さまざまな国や文化を巡り培ってきた美意識や哲学を「装う」「暮らす」「もてなす」の切り口で表現しています。

2017年12月には東京・青山に旗艦店「HOUSE OF LOTUS 青山店」をオープンしています。

ファーイーストカンパニーで働く魅力

女性が働きやすい環境

産休・育休制度など女性が働きやすい職場環境が整っています。2022年度の育休取得率は100%。管理職の男女比が50%ずつということもあり、現場で働く女性スタッフにとって上司に相談しやすい環境なのも魅力です。

それだけでなく、シーズン休暇(年間16日)やリフレッシュ休暇(年間3日)、バースデイ休暇といった福利厚生も用意されているので、性別に関係なく働きやすい会社であると言えるでしょう。

アットホームな会社とチーム

店舗と本社の距離が近いのが同社の強み。月に2回行われる店長会議では、本社に意見を言えたり他の店長との情報交換ができたりする場として機能しています。

またチームにおいても、店舗全員で予算達成を目指していくようなチームワークを大切にしているそう。アットホームな雰囲気で、プライベートの相談もできるくらいの仲の良さが特徴です。

多岐にわたる支援制度・研修制度

会社全体でスタッフのスキルアップを支援する研修制度と、従業員のための支援制度が豊富に用意されています。

研修制度は、入社前の内定者研修や新卒研修のほか、店長研修や販売研修、マナー研修などがあり、資格取得支援制度では、通信教育に毎年3万円の受講補助が出ます。

また、最長5年間で一人当たり最大100万円を支援する奨学金返済支援制度も整備されています。

その他にも、制服手当として毎月2万円が支給されるので、店頭に立つ際のコーディネートを自社商品から購入する販売員の負担も軽減しています。

ファーイーストカンパニーの求人情報

アパレル業界に特化した求人サイトを運営する「READY TO FASHION」では、株式会社ファーイーストカンパニーの求人を掲載しています。

アルバイトから正社員まで幅広い地域で募集されています。気になる方はぜひチェックしてみてください!

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三谷温紀(READY TO FASHION MAG 編集部)

2000年、埼玉県生まれ。青山学院大学文学部卒業後、インターンとして活動していた「READY TO FASHION」に新卒で入社。記事執筆やインタビュー取材などを行っている。ジェンダーやメンタルヘルスなどの社会問題にも興味関心があり、他媒体でも執筆活動中。韓国カルチャーをこよなく愛している。

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