2016年10月19日の渋谷ヒカリエは、新しい刺激を求めたくさんの人で賑わっていた。
今後のファッション界を担う新たなデザイナーが、独自の価値観を作品に落とし込み一挙に発表する場「TOKYO新人デザイナーファッション大賞」が開催。プロ部門とアマチュア部門(学生部門)に分かれて、ショー形式で大賞が発表されることもあり、その緊張感が会場中に充満し、緊張が熱気へと変わっていく様がまじまじと感じられた。
TOKYO新人デザイナーファッション大賞とは?
本アワードは、学生を対象とした、応募数で世界最大級のアマチュア部門と、世界で活躍できるデザイナーを発掘してビジネス支援を行うプロ部門に分かれている。ファッション大賞アマチュア部門は、過去数多くの有名デザイナーを輩出し、若手クリエーターの登竜門となっており、今年で33回目を迎え、その勢いは増すばかりだ。
今年のアマチュア部門では世界9カ国の国と地域から6,672点ものデザイン画エントリーがあり、2016年7月2日に行われた一次審査を通過し選ばれた25点の作品がショー形式で登場した。
審査員には、 A.T ATSURO TAYAMA デザイナー田山淳朗氏、support surfaceデザイナーの研壁宣男氏、Ne-netデザイナー高島一精氏、繊研新聞記者の青木規子氏、装苑編集長の児島幹規氏を迎え、大賞・文部科学大臣賞、優秀賞、秀作賞が選ばれた。
本記事では当日発表された、アマチュア部門の大賞、優秀賞、秀作賞を獲得した作品を紹介する。
【世界で活躍する、TOKYOの優れた若手クリエイターユニット】
TOKYO新人デザイナーファッション大賞プロ部門の審査に合格した若手デザイナーは、3年間にわたるビジネス支援を受けることが可能な、「CREATORS TOKYO」というチームに所属することができる。 毎年10名が選出され、国内外でビジネスを大きく拡大させる。 この画期的なプログラムは、繊維ファッション産学協議会、東京都、 東京ファッション・ビジネス活性化実行委員会により2011年 にスタートし、 世界のファッション界で注目を集めている。
今後、世界で活躍するデザイナーから直接お話しを聞きながら、ファッションを体感してみてはいかがだろう?
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2016年度「Tokyo 新人デザイナーファッション大賞」で最高位の東京都知事賞を獲得。
concept:
「身体に最も近い道具」
「デザインは目的ではなく手段」
日常着である以上、服は衣装ではなく道具である。 道具の為にデザインがあり、目的の為に道具が存在する。 目的がスタイルになり、スタイルがファッションであるべきである。
(デザイナー:藤崎 尚大氏)
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【divka】
ファッションを通して、時間や場所を越えてコミュニケートするという想いから、様々なプロジェクトを展開。
「CREATORS TOKYO IN CUBE|開催概要」
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