クリエイティブ分野に特化した教育事業を展開する株式会社バンタンは、2023年2月18日(土)に渋谷ヒカリエ9階でバンタン卒業修了制作展「VANTAN STUDENT FINAL 2023」を開催しました。

「VANTAN STUDENT FINAL 2023」は、バンタンが運営する各専門スクールの生徒が卒業制作を発表するイベント。全11部門ごとに各分野の専門家・有識者が審査を行い、優秀賞を選出しました。

ファッションデザイン部門では、「YUKI HASHIMOTO(ユウキ ハシモト)」デザイナー橋本祐樹氏と「kotohayakozawa(コトハヨコザワ)」デザイナー横澤琴葉氏、「DAIRIKU(ダイリク)」デザイナー岡本大陸氏が審査員として参加。

グランプリを受賞したのは「FUKA WATANABE(フウカ ワタナベ)」の渡邊楓香氏。各審査員が選出する審査員賞では岡本デザイナーのDAIRIKU賞も受賞。グランプリとのダブル受賞という結果でした。

参照:https://www.vantan-game.com/blog/20230322/10437/ 

渡邊氏によると、「FUKA WATANABE」は、「日常で思う不思議な感覚を洋服で表現したブランド」。卒業制作のテーマは「石」とのこと。

CreativeDirector & Stylist:TATSUO(STAZIONE)
Photographer:Ko Kawaguchi
Hair & Make-up:KOMAKI
Model:Amiru(BARK in STYLe)

審査員デザイナーの岡本氏は、「『石』というテーマに対して、柔らかい生地やギャザーを使うギャップがありました」と評価。「ギャザーを寄せると形が変わり、色んなスタイリングになるのが面白い」とコメントし、次のコレクションにも期待を膨らませました。

渡邊氏は自身のコレクションアイテムについて「ギャザーを自由に調整できるアイテムで、その人の小さな個性を表現することができます」と述べ、DAIRIKU賞とグランプリのダブル受賞に驚きながらも、「グランプリとWで受賞させていただきとても光栄です。DAIRIKUさんに次のシーズンも見てみたいとおっしゃっていただいたので、これからもブランドを続けたいと思います」と意気込みを語りました。

渡邊氏はファッションデザイン専攻2年次を卒業。今後、自身のブランド設立に向け準備をしているとのこと。

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三谷温紀(READY TO FASHION MAG 編集部)

2000年、埼玉県生まれ。青山学院大学文学部卒業後、インターンとして活動していた「READY TO FASHION」に新卒で入社。記事執筆やインタビュー取材などを行っている。ジェンダーやメンタルヘルスなどの社会問題にも興味関心があり、他媒体でも執筆活動中。韓国カルチャーをこよなく愛している。